今大会から新たに独立した競技として加わったスノーボードの男子バンクドスラローム下肢障害で成田緑夢(24=近畿医療専門学校)が優勝し、この種目の初代王者に輝いた。自身初の金メダルで、スノーボードクロスの「銅」に続き、2度目の表彰台に立った。

 今大会の日本選手団のメダルは8個となり、金はアルペンスキー女子大回転座位の村岡桃佳(21=早大)に続く2個目。4大会連続で複数の金を獲得した。

 成田はワールドカップ(W杯)年間総合王者で、2006年トリノ五輪スノーボードのハーフパイプに出場した成田童夢、今井メロの弟。

 男子大腿(だいたい)障害は小栗大地(37=三進化学工業)が6位。16年リオデジャネイロ夏季大会の陸上走り幅跳び銀メダリストの山本篤(35=新日本住設)は記録なしに終わった。

 バイアスロンは男子立位の佐藤圭一(38=エイベックス)が8位、星沢克(18=北海道・立命館慶祥高)が13位。女子は立位の出来島桃子(43=新発田市役所)が9位で、座位の新田のんの(21=北翔大)は13位だった。

 パラアイスホッケーの日本は7、8位決定戦でスウェーデンに敗れ、最下位の8位。