日本のエース、森井大輝(37=トヨタ自動車)は4位に終わり、表彰台を逃した。滑降の銀に続くメダル獲得を目指したが、1回目の滑走で3位と2秒42差の5位と出遅れ、2本目で4位に順位を上げたがあと1歩届かなかった。

 昨季、2季連続のW杯総合優勝を飾り、今大会は金メダルの最有力候補だったが、またもパラリンピックでは金メダルに届かなかった。

 全種目を終えた森井は、「思った成績を残せずに悔しい。ただ今までの大会で一番達成感はある。この大会にはいろんなチャレンジをして臨んだ。その意味で自分の中では納得のいく大会。正直、海外から置いていかれている感じはしたが、やらなければいけないことは見えている。次回の北京大会を目指して一から頑張りたい」と、巻き返しを誓った。