【浅野翔吾】打率7割3本塁打の甲子園から1年…詰まって納得プロ初安打【囲み全文】

巨人ドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)が、プロ初スタメンでプロ初安打をマークしました。8月11日のDeNA戦(東京ドーム)に「8番右翼」でスタメン起用されると、5回1死一塁、DeNA東の2球目、内角145キロ直球にフルスイング。どん詰まりながらも左前に落ちるポテンヒットとし、プロ5打席目でHランプをともしました。7月にプロ初昇格も、代打でのデビュー戦から3打席連続空振り三振で出場選手登録を抹消。迎えた2度目の1軍昇格から、即スタメン起用に応えました。うれしいバックヤードを完全再現します。

プロ野球

◆浅野翔吾(あさの・しょうご)2004年(平16)11月24日、香川県高松市生まれ。小学3年時に野球を始め、屋島中では捕手。中3時にU15日本代表に選出され、アジア選手権優勝。高松商では1年夏からベンチ入り。外野手で2、3年夏の甲子園出場。甲子園通算5試合、17打数11安打、4本塁打、8打点、打率6割4分7厘。U18W杯日本代表。22年ドラフト1位で巨人入団。7月7日に1軍昇格し、同8日のDeNA戦の6回に代打でプロ初出場。3打席3三振で同21日に登録抹消になった。フレッシュ球宴では「1番中堅」で2安打1打点。171センチ、86キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1200万円。

「右手で押し込めて」

――初ヒットの打席を振り返って

詰まってしまったんですけど、高校時代から詰まっても右手で押し込むバッティングには自信があったのでしっかりと右手で押し込めて、外野の前に落ちて良かったなと思います。

――歓声もすごかった。塁上の気持ちは

いろんな場所から「翔吾」という声が聞こえたのでとてもうれしかったです。

――前回1軍昇格したときは3打数無安打。2軍ではどんなことをやってきたか

本当に全く通用しなくて悔しかったので、とにかくマッチ(松田)さんだったり、(坂本)勇人さんだったり、1軍で活躍されているベテランの方が2軍にいたので、たくさん教えていただきながら、それを実践した結果が2軍でいい結果につながった。それを見て原監督に呼んでいただいたので、良かったです。

――具体的にフォームや練習方法で変えた部分はあるか

引っかける癖があったので、バッティング練習は引っ張らずに、できるだけ逆方向に意識して打つことを一番に心がけて練習していました。

――ここからどんどんヒットを重ねていく。これからに向けて

今日ヒット1本打ててホッとしたので、また出る機会があればどんどん積極的にいって、ヒットを重ねていきたいなと思います。

――逆方向への打撃練習の意識は、今日の安打にどうつながったのか

たぶん高めのインハイのボールを、前に1軍にいたスイングをすれば詰まってサードゴロだったんですけど、バットの出し方が変わっているのでゴロにならずにショートの後ろに落ちたので、そこはスイングの軌道が変わっているのかなと思います。

――内側からバットを出す意識

はい。

――スタメンはいつ、誰に聞いた

本文残り68% (2181文字/3192文字)