
【写真20枚】外野で開眼「シン・内山壮真」…将来は燕の正捕手に!/連載〈34〉
ヤングスワローズの双璧を成すのが「そまひで」の2人です。ヤクルトの「ホープに聞く」は前回の長岡に続き、内山壮真捕手(21)にスポットを当てます。得意の打撃を生かすため、今季は捕手兼外野手という難しい役回りにチャレンジ。左翼手から見えた新しい野球観や、リフレッシュ方法まで「そま」の今を聞きました。
プロ野球
「ホープに聞く」連載一覧
日本ハム清宮幸太郎選手から始まった連載「ホープに聞く」。2026年のWBC候補を念頭に、これからの飛躍が期待される野球人に、一問一答形式のインタビューを行っています。今後も公開していく予定。どうぞよろしくお願いいたします。
▼ホープに聞く「ひで」編はこちらから
【写真20枚】燕党を酔わせる長岡秀樹の覚悟 これぞ背番号7の遊撃手
▼「そまひで」の記事一覧
【エモい45枚】ヤクルト内山&長岡「そまひで」トークショー〈上〉
◆内山壮真(うちやま・そうま)2002年(平14)6月30日、富山県生まれ。星稜では1年から遊撃手のレギュラー。2年夏に甲子園準V。同年秋から捕手に転向し、3年から主将。高校通算34本塁打。20年ドラフト3位でヤクルト入団。21年4月8日広島戦で初出場。同年フレッシュ球宴でMVP。昨年はオリックスとの日本シリーズ第2戦で3点を追う9回に代打で起死回生の同点3ラン。20歳3カ月での1発は、シリーズ初打席&代打ともに最年少弾。171センチ、71キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1600万円。
「捕手ですごく苦しみました」
――今季を振り返って
内山バッティングの方はいろいろなことを試しながらやってきて昨年以上に課題をこなせた部分がありそれは良かったです。来年はもっと打率とかを上げたいです。
――本塁打も昨年の4本を上回りました
内山スイングスピードなどが上がっていて数字に出ている。ただ、もう少し打ちたかった思いはあります。
――シーズン前、15本という目標も話していました
内山そうですね。もう少し打ちたいですね。
――一方の反省点は
内山打撃面は打率を上げていきたいです。守備面ではキャッチャーで今年すごく苦しみました。嶋コーチ(バッテリーコーチ兼作戦補佐)に技術はある程度、できてきていると言われました。
僕自身も基礎レベルは上がってきていると思っていますが、配球や、実戦の中でキャッチャーとして足りない部分がたくさん見えたので、来年もっと勉強をしてやりたいと思っています。
中村助言で「もっとシンプルに…」
――捕手は特殊なポジションで相手チームの分析時間も多く取らなければなりません。外野手との兼任でどのように工夫していましたか
内山キャッチャーとして映像は、本当は見ないといけないんですけど外野もやっているので、(シーズン序盤は)慣れていない分、体もきつかったので、なかなか時間を取ろうにも取れない部分もありました。それは難しい部分でした。
全然良い成績が残っていないので、来年はキャッチャーとしてもしっかりやりたいと思います。
――シーズン途中から体のきつさも徐々に取れ、動画を見る配分も増えてきましたか
内山そうですね。最近は結構慣れてきているので、前半戦に比べれば体の余裕も出てきているのかなと思います。
――リード面で正捕手の中村悠平捕手にアドバイスは受けましたか
本文残り61% (2071文字/3377文字)