【写真20枚】燕党を酔わせる長岡秀樹の覚悟 これぞ背番号7の遊撃手/連載〈17〉

「おこがましい」から「出てみたい」に変化したのは、ヤクルト長岡秀樹内野手(21)のWBCへの思いです。侍ジャパンの主砲として、世界一に輝いた村上宗隆内野手(23)に生きた経験談を聞き、その意識は変わりました。昨季、遊撃手としてゴールデングラブ賞を受賞するなど、ブレークしたヤングスワローズの一翼が、野球に懸ける思いを語りました。

プロ野球

◆長岡秀樹(ながおか・ひでき)2001年(平13)9月26日、千葉県船橋市生まれ。大穴中時代は軟式野球部に所属。八千代松陰では高校通算19本塁打。3年夏は県大会準優勝に貢献。19年ドラフト5位でヤクルト入団。20年10月23日中日戦でプロ初出場、同30日巨人戦で初安打を記録。昨季は139試合出場、打率2割4分1厘、9本塁打、48打点。遊撃手としてゴールデングラブ賞を受賞。174センチ、74キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸3300万円。

◆長岡秀樹(ながおか・ひでき)2001年(平13)9月26日、千葉県船橋市生まれ。大穴中時代は軟式野球部に所属。八千代松陰では高校通算19本塁打。3年夏は県大会準優勝に貢献。19年ドラフト5位でヤクルト入団。20年10月23日中日戦でプロ初出場、同30日巨人戦で初安打を記録。昨季は139試合出場、打率2割4分1厘、9本塁打、48打点。遊撃手としてゴールデングラブ賞を受賞。174センチ、74キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸3300万円。

「全部アウトにしたい」

――昨季、遊撃手のレギュラーとして139試合に出場した。守備の要としてどのようなプレーをしたいか

長岡本当に、チームを助ける守備をしたいと思いますし、正面に来たゴロは、どんなに速くても全部アウトにしたい。当たり前のプレーを当たり前にしたいという気持ちは、常にあります。信頼されるとは、そういうことだと思います。

――遊撃手へのこだわりは

長岡チームで1番中心になる存在だと思いますし、やっぱりみんなが守れるポジションじゃないので、ショートで出続けたいという気持ちもあります。

一方で(遊撃手が難しくなっても)試合に出られるところで出たいという気持ちもある。複雑ですね。

――野球において、遊撃手は特別な存在と聞く。送球の距離も長いし、守備機会の頻度も多い。体力的には大変だと思うが、遊撃手のプライドとは

長岡プライド、何ですかね。難しいな。ないと言ったらウソになるかもしれないですけど、ショートのプライドがあるかと言われれば、特段ないですね。

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