【写真20枚】燕党を酔わせる長岡秀樹の覚悟 これぞ背番号7の遊撃手/連載〈17〉
「おこがましい」から「出てみたい」に変化したのは、ヤクルト長岡秀樹内野手(21)のWBCへの思いです。侍ジャパンの主砲として、世界一に輝いた村上宗隆内野手(23)に生きた経験談を聞き、その意識は変わりました。昨季、遊撃手としてゴールデングラブ賞を受賞するなど、ブレークしたヤングスワローズの一翼が、野球に懸ける思いを語りました。
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「全部アウトにしたい」
――昨季、遊撃手のレギュラーとして139試合に出場した。守備の要としてどのようなプレーをしたいか
長岡本当に、チームを助ける守備をしたいと思いますし、正面に来たゴロは、どんなに速くても全部アウトにしたい。当たり前のプレーを当たり前にしたいという気持ちは、常にあります。信頼されるとは、そういうことだと思います。
――遊撃手へのこだわりは
長岡チームで1番中心になる存在だと思いますし、やっぱりみんなが守れるポジションじゃないので、ショートで出続けたいという気持ちもあります。
一方で(遊撃手が難しくなっても)試合に出られるところで出たいという気持ちもある。複雑ですね。
――野球において、遊撃手は特別な存在と聞く。送球の距離も長いし、守備機会の頻度も多い。体力的には大変だと思うが、遊撃手のプライドとは
長岡プライド、何ですかね。難しいな。ないと言ったらウソになるかもしれないですけど、ショートのプライドがあるかと言われれば、特段ないですね。
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