ソフトバンク近藤健介 FA1年目史上最高の男/セイバーメトリクス2023<2>

ソフトバンク近藤健介外野手(30)が新天地でキャリアハイの活躍を見せた。本塁打王、打点王の2冠に加え、打率もリーグ2位でもう少しで3冠王。FA移籍1年目に打撃タイトルは、11年に首位打者の内川(横浜→ソフトバンク)以来で、2冠は史上初の快挙だった。セイバーメトリクスの指標でもハイレベルな数字が並び、過去のFA移籍選手の中でも最高の数字を残した。

プロ野球

両リーグ1位

近藤は全試合に出場し、打率3割3厘、26本塁打、87打点。打者の攻撃力を表す「OPS」ではキャリアハイの・959をマーク。セ・リーグの岡本和(巨人)もわずかに上回り12球団トップだった。

チーム総得点のうち何点生み出したかを表す「RC」でも両リーグ1位の112・1。今季12球団の打撃陣の中では圧倒的な成績を残した。

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