りくりゅうの世界一を信じた3年間 ブルーノコーチ「笑顔&ポジティブ」の教え

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ開催翌週の木曜日は「IceStory(アイストーリー)」と題して、大会のコラムや現地発の話題をお届けします。

自国開催の第5戦NHK杯(札幌)では「りくりゅう」こと三浦璃来(20)木原龍一(30)組(木下グループ)が、日本ペア初となる大会制覇とGP2連勝を成し遂げました。陰には、今回も2人に付いて来日したブルーノ・マルコット(Bruno Marcotte)コーチ(48)の存在がありました。

フィギュア

〈GPシリーズ第5戦NHK杯より〉

優勝を決め、マルコットコーチと言葉を交わす

優勝を決め、マルコットコーチと言葉を交わす

【NHK杯ペア成績上位】


順位選手SPフリー合計
1三浦、木原78.25137.91216.16
2チャン、ハウ64.62122.87187.49
3マッキントッシュ、ミマール62.31113.34175.65

GPデビューの地、真駒内でGP連勝見届ける

結成4季目にして、同じく2勝のクニエリム&フレイジャー組(米国)を合計スコア428・18点(対407・24点)で上回り、堂々のトップ通過でファイナル(12月8~11日、イタリア・トリノ)に進出。昨季の大阪大会は中止となったものの、切符の獲得は2年連続の快挙となりました。

ショートプログラム(SP)78・25点、合計216・16点は自己ベストで、ともに今季世界最高。

19年8月5日に結成し、同11月、同じ真駒内セキスイハイムアイスアリーナでのNHK杯がGPデビュー戦を迎えた2人は当時SP62・41点の6位、合計179・94点の5位でした。SPで15・84点、合計では36・22点もスコアを伸ばし、ファイナルでは初出場優勝を十分に狙える立場です。

まだ3年前は「(SPで)60点を超えると思わなかった。今日の点数は世界的に見たらまだまだだけど、僕たちからすれば、なかなか超えられなかった壁なので」と喜んでいた木原。一方で当時17歳と27歳の「世界一」を本気で信じ、支えてきたのが、マルコット・コーチでした。

スポーツ

木下淳Jun Kinoshita

Nagano

長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。