【銅メダル!千葉百音の言葉/4大陸】「うわっ、すごい」グリーンルームに日本人3人

【コロラドスプリングズ(米国)10日(日本時間11日)】フィギュアスケート4大陸選手権の女子で千葉百音(17=宮城・東北高)が国際スケート連盟(ISU)の主要国際大会で初の表彰台に立ちました。

ショートプログラム(SP)7位で迎えたフリーで2位の137・70点を記録し、合計204・98点で3位。当地取材メディアとのやりとりでは渡辺倫果(TOKIOインカラミ/法政大)、吉田陽菜(木下アカデミー)との「グリーンルーム」での会話、演技中の思いなどを明かしました。

フィギュア

〈4大陸選手権/女子シングルフリー 千葉百音3位〉

女子シングル上位成績 


順位名前SPフリー合計
1イ・ヘイン69.13141.71210.84
2キム・イェリム72.84136.45209.29
3千葉百音67.28137.70204.98
4キム・チェヨン71.39131.00202.39
5渡辺倫果65.60134.90200.50
6ブレイディ・テネル69.49130.42199.91
7アンバー・グレン69.63122.87192.50
8吉田陽菜59.82129.78189.60
9サラ・モード・デュピュイ51.68118.99170.67
10マデリン・シーザス60.1199.62159.73
表彰式でメダルを手にする千葉百音(右)(AP)

表彰式でメダルを手にする千葉百音(右)(AP)

「130点以上が出たのがすごくうれしかった」

――演技を振り返って

千葉 ノーミスで終えることができて、すごくホッとしているんですけれど、体力的な面で、少し滑りが小さくなってしまったところが、少し課題というか、ちょっと足りなかったところかなと思います。

――自分である程度コントロールし、考えながら滑った

千葉 そうですね。とにかくスケーティングの大きさもすごく大事なんですけれど、ジャンプのエレメンツの転倒があると、全体的な評価も少し下がってしまう。「ジャンプ優先の演技になってしまったな」って感じです。本当はもっと大きい滑り「体も、もうちょっと大きく使いたかったな」ってところがあります。

――プランとしてそのように

千葉 なんだろう、自分で滑っている時に、おのずと控えめになってしまったというか。

――緊張は

千葉 結構緊張もしました。全日本の時よりは、緊張しなかったんですけれど。とにかくもっとリラックスした表情で滑りたかったんですけれど、緊張で少し顔がこわばってしまったので、結構緊張していたと思います。

――スコアを見た時はうれしそうにも見えたが、あの時はどんな感じだったか

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スポーツ

木下淳Jun Kinoshita

Nagano

長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。