【5位渡辺倫果の言葉/4大陸】「台を逃しすぎ」反省と「先生をあおりに」ユーモアと

【コロラドスプリングズ(米国)10日(日本時間11日)】フィギュアスケート4大陸選手権の女子で渡辺倫果(20=TOKIOインカラミ/法政大)が5位となりました。

ショートプログラム(SP)は8位と出遅れましたが、フリー4位の134・90点で合計200・50点。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させるなど手応えもつかんだ一方で、当地取材メディアとのやりとりでは「ちょっと(表彰)台を逃しすぎ」と自らに厳しい言葉も投げかけました。帰国後は3月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)に向けて、総仕上げに入ります。

フィギュア

〈4大陸選手権/女子シングルフリー 渡辺倫果5位〉

女子シングル上位成績 


順位名前SPフリー合計
1イ・ヘイン69.13141.71210.84
2キム・イェリム72.84136.45209.29
3千葉百音67.28137.70204.98
4キム・チェヨン71.39131.00202.39
5渡辺倫果65.60134.90200.50
6ブレイディ・テネル69.49130.42199.91
7アンバー・グレン69.63122.87192.50
8吉田陽菜59.82129.78189.60
9サラ・モード・デュピュイ51.68118.99170.67
10マデリン・シーザス60.1199.62159.73
フリ―の演技をする渡辺倫果(ロイター)

フリ―の演技をする渡辺倫果(ロイター)

「国体あたりから歯車合ってきていた」

――演技を振り返って

渡辺 (3回転)ルッツがパンクしてしまったっていうのは、ちょっと「まあまあ…」と思ったり。ただ、この普通じゃない状況下で「よくできた方なんじゃないかな」っていう風に思います。照準を世界選手権に合わせているので、今回の失敗をちゃんと世界選手権で克服というか、ちゃんと挽回できるようにしていければいいかなと思っています。

――最後までスピードが落ちない感じがあった。滑っている感じは

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スポーツ

木下淳Jun Kinoshita

Nagano

長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。