【銅メダル!佐藤駿の言葉】「今後のすごい自信になったかな」逆転表彰台呼んだルッツ

【コロラドスプリングズ(米国)11日(日本時間12日)】今季のグランプリ(GP)ファイナル4位の佐藤駿(19=明治大)がフリーで巻き返して3位で表彰台に上りました。ショートプログラム(SP)6位からフリーは冒頭の4回転ルッツを決めるなどほぼ完璧な演技。178・33点、合計259・14点で大会を終えました。高地で戦い抜いた自信を胸に、成長を誓いました。当地取材メディアとの主な一問一答、メダリスト会見は次の通りです。

フィギュア

〈4大陸選手権/男子シングルフリー 佐藤駿3位〉

男子シングル上位成績 


順位名前SPフリー合計
1三浦佳生91.90189.63281.53
2キーガン・メッシング86.70188.87275.57
3佐藤駿80.81178.33259.14
4チャ・ジュンファン83.77166.37250.14
5ミハイル・シャイドロフ72.43164.71237.14
6イ・シヒョン70.38157.41227.79
7金博洋85.32142.15227.47
8コンラッド・オーゼル80.09146.01226.10
9ジミー・マー86.64134.40221.04
10マキシム・ナウモフ75.96142.75218.71
11島田高志郎74.06143.79217.85
表彰台に上がる、左からキーガン、三浦、佐藤(ロイター)

表彰台に上がる、左からキーガン、三浦、佐藤(ロイター)

「死ぬかと…スピン後のアクセルから急に」

――素晴らしい演技でしたけれどもいかがでしたか。

佐藤 死ぬかと思いました。

――やはりここは苦しいですか。

佐藤 最初から体力が高地だからきついってことは聞いていたので、随分ジャンプ落ち着いてやろうと、いつもより力抜いてやろうと思って。2本目のトーループまではいつも通りできてたんですけど、それでもスピン終わった後のアクセルから急にぐっと体力的にきつくなってきて。本当にステップの時は本当に死にそうだったんですけど、最後まで滑りきることができてよかったです。

――どこが1番しんどかったですか。

佐藤 もう体力というか、なんか本当に足に一気に全体がぐってくる感じで、急にきましたね。ショートの時もそうだったんですけど。ショートの時は終わった後に、足が重くなってって感じで。あとは呼吸もしにくかった感じはしました。

――ショートの後と比べ、今日はどんな気持ちですか。

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スポーツ

木下淳Jun Kinoshita

Nagano

長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。