【初優勝!りくりゅうの言葉/4大陸】休憩のささやき、はってキスクラ…酸欠激闘制す
【コロラドスプリングズ(米国)11日(日本時間12日)】フィギュアスケート4大陸選手権のペア・フリーが行われ、グランプリ(GP)ファイナル王者の三浦璃来(21)木原龍一(30)組(木下グループ)が初優勝を飾りました。ショートプログラム(SP)首位から、難度を上げた構成を滑り抜き、フリーも1位の137・05点、合計208・24点で、標高1800メートル超えの高地での決戦を制覇。日本ペアとして、国際スケート連盟(ISU)の選手権大会で初の金メダリストにもなりました。当地メディア限定で行われた取材の主な一問一答は次の通りです。
フィギュア
〈4大陸選手権/ペアフリー 三浦璃来・木原龍一組優勝〉
ペアフリー成績
順位 | 名前 | SP | フリー | 合計 |
---|---|---|---|---|
1 | 三浦 璃来/木原 龍一 | 71.19 | 137.05 | 208.24 |
2 | エミリー・チャン / スペンサー・アキラ・ハウ | 66.96 | 134.15 | 201.11 |
3 | ディアナ・ステラート・デュデク / マキシム・デシャン | 68.39 | 125.45 | 193.84 |
4 | リア・ペレイラ / トレント・ミショー | 65.16 | 121.17 | 186.33 |
5 | バレンティナ・プラサス / マキシミリアーノ・フェルナンデス | 60.07 | 109.02 | 169.09 |
6 | エリー・キャム / ダニー・オシェイ | 57.49 | 111.20 | 168.69 |
7 | ケリー・アン・ラウリーン / ルーカ・エシアー | 59.12 | 108.55 | 167.67 |
8 | 張思陽 / 杨永超 | 56.10 | 97.66 | 153.76 |
9 | イザベラ・ガメス / アレクサンドル・コロビン | 39.69 | 73.79 | 113.48 |
※王慧蒂 / 賈梓麒は棄権
「スケート人生の中で1番きつかった」
――全力を出し切った感じに見えましたが、いかがでしたでしょうか。
三浦 そうですね、こっちに来てから、龍一君が言ってくれたのは、リフトの調子があまり良くないと。
木原 ほんとに今日だけね、調子もおかしかったね。
三浦 公式練習も、久しぶりにリフトをミスがあったので。そのまま最後のリフト、高地で体力がない中で大丈夫かなっていう不安が少しあったんですけど、最後まで安全に運んでくれてっていうのかな、リフトしてくれてありがとうございます。
木原 頑張りました。
――息が苦しくなるような感じなんですか。
木原 そうですね、多分、スケート人生の中で1番きつかったんじゃないですかね。この試合。
――(対策は)思い込みっておっしゃってましたけど、実際きつかったですか。
木原 空気は薄かったです(笑顔)。
――どこが1番きつかったですか。
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長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。