【7位小松原美里・尊の言葉】ティム少年が今日の日を見たら、どう思うだろうか…

【コロラドスプリングズ(米国)10日(日本時間11日)】北京オリンピック(五輪)代表の小松原美里(30)尊(ティム・コレト=31)組(倉敷FSC)は165・71点の7位で大会を終えました。「チャレンジ」と位置付けた五輪翌シーズンを振り返り、さらなる成長を誓いました。「チームココ」当地取材メディアとの主な一問一答は次の通りです。

フィギュア

〈4大陸選手権/アイスダンスFD 小松原美里・尊組7位〉

アイスダンス成績


順位名前RDFD合計
1マディソン・チョック/エバン・ベイツ87.67133.14220.81
2ロランス・フルニエ・ボードリー/ニコライ・ソーレンセン86.28127.80214.08
3マージョリー・ラジョイ/ザカリー・ラガ79.04120.96200.00
4クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ76.97112.81189.78
5キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ69.99116.89186.88
6マリー=ジャード・ローリオ/ロマン・ルギャック62.03109.32171.35
7小松原 美里/小松原 尊66.7298.99165.71
8ホーリー・ハリス/ジェイソン・チャン60.71101.98162.69
9村元 哉中/高橋 大輔64.5995.65160.24
10シャーロット・ラフォンド-フルニエ/リチャード・カン・インキャム53.7990.40144.19
11インディア・ネット/エロン・ウェストウッド45.8971.87117.76
12ガウハル・ナウリゾワ/ボイイサングル・ダチエフ43.8470.62114.46

※王 詩玥 / 柳 鑫宇は棄権

FDで今季ベストを記録した小松原美里(手前)尊組

FDで今季ベストを記録した小松原美里(手前)尊組

「2人でしんどい時に選ぶ方向が一緒だった」

――演技を振り返って。

美里 2人でしんどい時に選ぶ方向が一緒だったからこそ、最後まで滑りきったかなと思います。後半ちょっとレベルをボロボロ取りこぼしてるのを感じながら滑り切ったので、悔しいですが、いい経験だったと思います。

 やっぱりツイズルと、ワンフットステップシークエンスのレベルをあんまり取れなかったから。その前にもうちょっと押したかったなと思っています。本当にリフトとサーキュラーステップは良くて。でも、やっぱりほんとにしんどかったから、ちょっと恥ずかしい感が出てしまいました。もうちょっと頑張れるかなと思ってます。

――しんどさはどこにきましたか。

美里 肺の下、横隔膜と膝上かな。

 足は結構最初から早めにくるけど、1番難しいのが男性としてちょっと頭回ってる感じが始まっちゃって、本当に危ないっていう気持ちがあったから。だから、最後のローテーショナルリフトの入りがちょっと早めになって。だから、レベル1個落としちゃったけど。安定するためにも、ちょっと早めにキャッチしちゃったけど、本当に最後までに安定するのが1番大事だなと思ってしまいました。けど、やっぱり小さいミスいっぱいありました。

――しんどい時に同じ方向を選べたことについて。

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スポーツ

木下淳Jun Kinoshita

Nagano

長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。