山本草太「自信がついた」今年は違う! 昨年の悔しさもうごめん、最後まで駆け抜ける

昨季世界選手権代表の山本草太(23=中京大)が中部選手権(22~24日、愛知・邦和みなとスポーツ&カルチャー)に出場し、合計273・14点で1位になりました。取材中には、何回も「自信が出てきた」と繰り返し、今シーズンへの目標を話しました。

フィギュア

〈中部選手権:男子シングル優勝〉

中部選手権男子シングル成績


順位名前SPフリー 合計
1山本草太95.28177.86273.14
2誉田知己55.21111.75166.96
中部選手権、フリーの演技を披露する山本草太

中部選手権、フリーの演技を披露する山本草太

優勝の山本草太(右)と2位の誉田知己

優勝の山本草太(右)と2位の誉田知己

SPを終えて

自分だったら選ばなかったイメージ覆すSP

――SPを終えた感想はいかがですか。

山本 前回のオータム・クラシックのショートも悔しい試合になってしまいましたし、その悔しい気持ちをこの中部ブロックでぶつけたいと思っていました。正直、調子も今シーズン2試合やってみて、昨年までの調子までとは思わない中、なかなかうまくいっていない中で、この中部ブロックで食い止めたいなという思いがあったので、構成も変えて。4―3とサルコーの順番を変えたりとか、本当に短い期間ではあったんですけど、しっかり集中して練習に取り組むことができたので、その結果が今回のこのショートで出せて良かったなっていうのと。あとは、フリーもすごく自信は出てきているので、それをまた明日出し切って、次のグランプリグランプリシリーズだったり、全日本、シーズン後半に向けてギアを上げていきたいなという風に思っています。

――95・28点という得点はどう受け止めていますか。

山本 100点というところは目指しているので、次のグランプリシリーズだったりでも追い求めながら。今回はサルコーが少しこらえる形になってしまったりとか、その後のスピンもレベルを取りこぼしていると思うので、そこをしっかり上げきって、100点というところを目指して行けたらなと思います。

――ジャンプの調子はいかがですか。

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。