【三原舞依の言葉】「人生ってそんなに甘くない」「今回もまた、その新たな一段」/4大陸

【上海(中国)=竹本穂乃加】4大陸選手権で7位だった三原舞依(24=シスメックス)が、現地限定の一夜明けインタビューに応じました。右足首の故障から復帰して3試合目となる今大会。その症状は疲労骨折だったと明かしたうえで、痛みからは解放されつつあることを口にしました。故障に苦しんだ時期を乗り越え、スケーターとして、さらに大きく成長していきます。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇3日◇中国・上海オリエンタルスポーツセンター

4大陸選手権 女子シングル上位成績


順位選手名SPフリー合計
1千葉百音71.10143.88214.98
2キム・チェヨン69.77134.91204.68
3渡辺倫果67.22134.95202.17
4アバ・マリー・ジーグラー68.25132.94201.19
5ウィ・ソヨン64.44129.13193.57
6マデリン・シーザス61.57124.12185.69
7三原舞依65.18118.89184.07
8エリス・リン・グレイシー62.83111.15173.98
9サラ・モード・デュピュイ56.00116.45172.45
10ツーハン・ティン59.17112.70171.87
11イ・ヘイン56.07113.31169.38
12リンゼイ・ソーングレン64.1198.52162.63

「強くなってまた戻ってくる」

現地限定の一夜明け取材より

――あらためて今大会を振り返っていかがですか

三原 全日本が終わってから、4大陸選手権への日々の中で、本当に昨シーズンみたいな毎日ショートもフリーもノーミスして帰るっていうような日々が過ごせてなかったので、練習をもっと積まないと、結果に、演技につながらないっていうことは10数年間スケートをしてきて重々分かっているので。小さい頃から練習でノーミスできているから、試合でもできるという過ごし方をしてきているので。上海に着いてから、ジャンプも良くなってきて、跳べるようになって、以前のような質もだいぶ戻ってきたなと感じたんですけど、やっぱり積み重ねがないと、本番で出し切ることはすごく難しいっていうのが、やっぱりスケートだなって。4大陸選手権に来ることができたのは、すごく私にとって、スケートだけでなくて、人生で意味があることだなと思うので、早く元気になって、練習で楽しいって思えるぐらい、もう本当に毎日ノーミスが積み重なっていけるような日々を過ごしたいなと思います。

一夜明け取材に応じた三原舞依(撮影・竹本穂乃加)

一夜明け取材に応じた三原舞依(撮影・竹本穂乃加)

――今シーズンが終わったということで、もし明かせるんだったら、診断名は何でしたか

三原 疲労骨折です。

本文残り79% (3536文字/4469文字)

スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。