【壷井達也の言葉】「感動して言葉が出なかった」大舞台で学んだこと/NHK杯まとめ

<フィギュアスケート:GPシリーズ第6戦NHK杯>◇大阪・東和薬品ラクタブドーム

今季GPシリーズ2戦目となった壷井達也(20=シスメックス)は、ショートプログラム(SP)で最下位となる12位に沈みましたが、フリー5位と巻き返し、合計216・62点で9位となりました。

8位となったスケートアメリカ以降は猛練習を重ねてきた中、SPでは悔しさが残りましたが、フリーは生き生きとした表情で滑りきりました。

SPからフリー翌日の3日間を「壷井達也の言葉」としてお届けします。

フィギュア

NHK杯男子シングル成績


順位名前SPフリー合計
1鍵山優真105.51182.88288.39
2宇野昌磨100.20186.35286.55
3ルーカス・ブリッチギー86.42168.18254.60
4ニカ・エガーゼ81.30156.04237.34
5カムデン・プルキネン86.40142.92229.32
6ガブリエレ・フランジパーニ78.20148.95227.15
7デニス・バシリエフス82.14139.81221.95
8アレキサンドル・セレフコ75.85145.58221.43
9壷井達也64.63151.99216.62
10リュック・エコノミド74.24136.88211.12
11ウェスリー・チウ72.02137.14209.16
12ミハイル・セレフコ81.31126.27207.58

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男子SPで演技する壷井

男子SPで演技する壷井

男子SPの演技を終え、観客の声援に応える壷井

男子SPの演技を終え、観客の声援に応える壷井

男子フリーで演技する壷井

男子フリーで演技する壷井

男子フリーで演技する壷井

男子フリーで演技する壷井

エキシビションで演技する壷井

エキシビションで演技する壷井

エキシビションで演技する壷井

エキシビションで演技する壷井

少しふわふわした感触

11月24日 SPを終えて

――演技を振り返っていかがですか。

壷井 本来の自分とは遠い内容になってしまって、1カ月練習してきたことが試合でうまく出せなかった。そうですね。朝の公式練習ではすごいいいものができましたし。やっぱり今シーズン、なかなかその試合への気持ちの持ってき方っていうのはつかみきれてないところが多くて、本来ミスすべきでないところでミスしてしまうっていうのは、今の自分の弱さなのかなと。

――4回転サルコーはスケートアメリカでは転倒もありましたが、今回は耐えたところもあったと思います。

壷井 6分間練習からアクセルがうまくハマらなくて苦戦していて。本番で何とか修正しようと頑張ったんですけど、やっぱりどこかで不安みたいなものがちょっと残ってしまいました。

――演技が終わった後に中野園子コーチとはどんなは話をしましたか。

壷井 「この大舞台で出し切る力が、(坂本)花織ちゃんとか(三原)舞依ちゃんに比べるとまだないから、その気持ちをつけられるように」っていう話はしました。

――技術的よりメンタルの部分が大きいですか。

壷井 良い練習が積めていたので、この試合で出し切る力がどうしても今シーズンできないので、そこを修正します。

――三原さんの結果は確認されましたか。

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。