【鍵山優真の言葉】「自分はここまでできるんだぞ」SP今季世界2位、鬼門サルコー突破/4大陸

【上海(中国)=竹本穂乃加】男子初優勝を目指す鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)が、ガッツポーズでショートプログラム(SP)首位発進を喜びました。

 今季SP世界2位となる106.82点を記録。初めての頂点にこだわる大会で貫禄を示しつつ、3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)で競演するライバルの存在を意識しました。

現地限定の取材では世界の頂に立つための理想の得点を明かし、あくなき向上心をにじませました。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇1日◇中国・上海オリエンタルスポーツセンター◇男子ショートプログラム(SP)

男子SPで演技する鍵山優真(共同)

男子SPで演技する鍵山優真(共同)

「まだ伸びしろがある」

――振り返っていかがですか

鍵山 点数が出て喜びながら「(今季世界最高106.90点のイリア・)マリニン選手には、まだかなわないんだ」っていう実感もすぐにわいてきたので、さっきディテールを見たんですけれど、まだまだ伸びしろがあると実感しました。本当に全部パーフェクトであれば「勝てる可能性もあるんじゃないかな」と感じました。

――今日は自己ベスト(108.12点)更新を狙っていましたか

鍵山 もう勝ちを最初から狙っていたので、最初の出だしの動きから、全力でやりました。

男子SP 演技する鍵山(共同)

男子SP 演技する鍵山(共同)

――勝ちを狙うことで、自分にプレッシャーはかかりませんでしたか

鍵山 (4回転)2本で練習している時から「勝ちを意識しながら練習しろ」と父から言われていたので、そこらへんはプレッシャーにならずに、シニアの4大陸は初めてだったので「すごく伸び伸びと滑れたんじゃないかな」と思っています。

300点への意識

――プロトコルを見て、伸びしろを感じているのは、どのような部分ですか

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。