【数奇な履歴書〈下〉】モデル系ボクサーが「鉄の心」で切り開いた道

ある意味、数奇な運命を自ら演出している。ボクシングの元世界王者で、引退後にジムの会長は珍しくないが、女性は国内でただ1人しかいない。元WBO女子世界フライ級、元WBC同級暫定王者の野上奈々(44)は現在、大阪・堺市のディアマンテジム会長を務める。幼少期は日本舞踊をたしなみ、将来は着物の着付けを夢見ていた少女がたどってきた半生に迫った。2回連載の下編。

ボクシング

12年、ロンドン五輪を目指したが夢破れる。一時競技を離れ大学職員となる

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夫と二人三脚、35歳から2度の世界王者

ボクシングの元WBO女子世界フライ級、元WBC同級暫定王者の野上奈々(44)は、日本初を成し遂げた。18年5月に大阪・堺市に開設したディアマンテジムの会長を務める。元世界王者のジム会長は多数も女性は初。その現役時代はアマチュアで実績を残し13年8月、35歳でプロデビューを果たした。

18年4月に現役引退を表明するが、約5年の現役生活。奈々会長は「プロの5年は苦しかった。よく『この時代に戻れたら』というのがあるけど、この5年だけには絶対に戻りたくない。それほど肉体的にも精神的にも辛かった」。

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スポーツ

実藤健一Kenichi Sanefuji

Nagasaki

長崎生まれ、尼崎育ちで九州とお笑いを愛する。
関大を卒業後、90年に入社。約2年の四国勤務でいろいろ学び、大阪に戻って主に大相撲、ボクシングを担当。
その後、担当記者として星野阪神の優勝に立ち会えて感動。福岡勤務などをへて相撲、ボクシング担当に舞い戻る。