主力欠けても揺らがぬ土台の原点は チュニジア戦の勝利は日本サッカー界の勝利

1988年の入社から40年近く、スポーツを取材してきた首藤正徳氏が執筆する、日刊スポーツの看板コラム「スポーツ百景」。

今回は、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会を舞台に「日刊スポーツ・プレミアム」バージョンとして随時、お届けします。

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日本対チュニジア 快勝し、タッチを交わすGK鈴木彩艶(中央右)ら(撮影・足立雅史)

日本対チュニジア 快勝し、タッチを交わすGK鈴木彩艶(中央右)ら(撮影・足立雅史)


安心感 優勝経験ある大国の戦い方のよう


1次リーグ第2戦で、日本がW杯最多の4得点を挙げてチュニジアに快勝した。

日本の試合は初出場した1998年フランス大会初戦のアルゼンチン戦からすべてリアルタイムで見ているが、終始ハラハラすることもなく、これほど安心感を持って観戦したのは初めてだ。

チュニジアは前戦のスウェーデン戦で5失点を喫して大敗したとはいえ、欧州のリーグでプレーする選手を13人擁し、アフリカ予選を無失点で突破している。守備の壁を築かれたら容易には崩せないと思っていたが、開始早々に左サイドを切り裂いて、MF鎌田大地(クリスタルパレス)が技ありのゴールを決めると、前半31分にはエースFW上田綺世(フェイエノールト)の速射砲のようなミドルシュートで加点。難なく流れをつかんだ。

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1965年、大分市生まれ。
88年入社。ボクシング、プロレス、夏冬五輪、テニス、F1、サッカー、K-1など幅広いスポーツを取材。アントニオ猪木、マイク・タイソン、有森裕子、高橋尚子、岡田武史、フィリップ・トルシエらを番記者として担当する。
五輪は92年アルベールビル冬季大会、96年アトランタ大会を現地取材。08年北京大会、12年ロンドン大会は統括デスク。21年東京大会は五輪・パラリンピック担当委員。サッカーは現場キャップとして98年W杯フランス大会、02年同日韓大会を取材。
23年1月に退社してフリーに。現在は日刊スポーツの契約ライターのほかNPO法人スポーツネットワークジャパン企画編集委員、東日本ボクシング協会の評議員などを務める