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山瀬ぶ然「結果が大事」/東アジア選手権

日本対韓国 後半23分、同点ゴールを挙げるMF山瀬(撮影・蔦林史峰)
日本対韓国 後半23分、同点ゴールを挙げるMF山瀬(撮影・蔦林史峰)

<サッカー:東アジア選手権(男子)日本1-1韓国>◇23日◇中国・重慶

 クロスカントリースキーで鍛えた山瀬の下半身が、抑えの効いた剛球シュートを生み出した。後半23分、右のショートコーナーから内田がつなぎ、ドンピシャで走り込んできた山瀬が、19メートルの距離から見事にゴールへ打ち込んだ。怠惰なゲーム展開に活を入れた。そんな山瀬の孤軍奮闘も勝利に結びつかない。「僕のゴールよりも、チームの結果の方が大切です。この大会の結果が大事ですから」。試合後のぶぜんとした顔がすべてを物語った。

 1月の鹿児島・指宿合宿から、常にゴールを目指してきた。だからこそ言う。「僕が今は一番ゴールしていますが、大事なのは誰がゴールするかではなく、チームでゴールを取ることなんです。その機会が僕にはあっただけ。誰がとってもいいんです」。出場5試合で4得点、岡田ジャパンの「得点王」だ。勝負強さの秘密を聞かれ、ムッとするような迫力を見せた。

 負けん気はサラエボ五輪で日本代表だった父功さん譲りだ。子供のころ、北海道で育った山瀬はクロスカントリースキーで父の後を追いかけた。ウインタースポーツの中でも無尽蔵のスタミナと、精神的なタフさを求められる過酷なスポーツに慣れ親しんできた。攻め手を欠く上、チームメートのシュートがゴール枠を大きく外す中、山瀬だけが威力抜群のシュートで的確に枠をとらえた。

 岡田監督に請われて横浜に移籍した。司令塔として期待をかけられ、今は日本代表の「10」番を背負う。「アジアトップレベルのチームと戦えた。W杯予選では絶対に避けて通れない相手」。優勝を逃して落胆するチームの中でも、寡黙で頼れる男の目は前向きだった。【井上真】

[2008年2月24日9時40分 紙面から]

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