このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > サッカー > クラブW杯2007 > ニュース


クラブW杯2007

クラブW杯メニュー

ニュースページ

RSS 2.0

RSS 1.0

カカ大丈夫か?前日練習でボール触れず

ACミランのカカはスパイクを脱ぎミニゲームを見つめる。左はネスタ
ACミランのカカはスパイクを脱ぎミニゲームを見つめる。左はネスタ

 ACミランMFカカ(25)が、ぶっつけ本番でクラブ世界一に挑む。今日16日のクラブW杯決勝でボカ・ジュニアーズと対戦する。準決勝(13日)の浦和戦で右足親指のつめを割ったカカは、15日の前日練習をランニングだけで終了。試合前2日連続でボールに触れなかった。ピッチでの戦術確認はできなかったが、本人は「大丈夫」と危機感を打ち消した。DFアレッサンドロ・ネスタ(31)はひざに違和感を訴え、途中離脱。ミランは攻守の要に不安を抱えながらも、悲壮な決意で世界一に挑む。

 ボカとの決戦直前、ミランに異変が起きた。練習開始から30分後、元気に走り込んでいたカカが、メンバーから外れた。ピッチ脇に座り込み、スパイクを脱いでジョギングシューズに履き替えた。主力選手がハーフコートゲームでボールの感触を確かめる中、ボールに触れることなく最終調整を終えた。

 2日連続してボールに触れなかった。ボカ戦を「ぶっつけ本番」でプレーすることになった。練習を終えたカカは、イタリア語で「ドマーニ(明日)? ベーネ(大丈夫)!、ベーネ!」と2回繰り返し、負傷の影響を否定。アンチェロッティ監督も「何も問題ない」と、先発起用する考えに迷いはなかった。

 13日浦和戦で右足親指のつめを割った。後半23分にドリブル突破から決勝点をアシストしたが、勝利と引き換えにダメージを負った。ストップ、ターンという動きを繰り返すサッカーで、最も重力がかかるのは右足親指。シュートは足の甲でたたくインステップなら問題ない。しかし、じかに親指と接するドリブルには影響が出る可能性が高い。

 しかし、ミランはあえてカカの強い精神力にかけた。昨季欧州CLから続く長い戦い。延長にもつれたセルティック戦で勝負を決めたのも、バイエルン、マンチェスターUを下したのも、リバプールに雪辱したのも、すべてカカの力があった。そして世界年間最優秀選手(バロンドール)を獲得。ここ一番でいつも神懸かり的な力を発揮するカリスマに、悲願の世界一を託すのは当然の流れだった。

 「南米人の僕にとって、クラブW杯は特別な大会なんだ」。不運のアクシデントなど関係ない。カカの気持ちは絶対に折れない。少年時代からあこがれた夢の舞台で、カカがミランの最終ゴール目指して突っ走る。【佐藤隆志】

[2007年12月16日9時24分 紙面から]

  • エヌスクへ
関連情報

最新ニュース

バックナンバー


「カカ大丈夫か?前日練習でボール触れず」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ