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マリオン、禁固6月実刑判決を控訴せず

偽証罪で禁固6月判決を受けたマリオン元選手(AP)
偽証罪で禁固6月判決を受けたマリオン元選手(AP)

 米ニューヨーク連邦地裁は11日、筋肉増強剤などの禁止薬物使用にかかわる偽証罪などで、陸上女子の五輪金メダリスト、マリオン・ジョーンズ被告(32)に禁固6月の実刑判決を言い渡した。同被告は判決後、記者会見し「判決を尊重する」と述べ、控訴しない意向を示した。

 米スポーツ界では近年、薬物汚染が問題化しており、裁判所は2000年シドニー五輪で金3個を含む5個のメダルを獲得した元スター選手に厳罰を科すことで警告を鳴らしたといえそうだ。偽証罪などで起訴された米大リーグのバリー・ボンズ外野手らへの影響も注目される

 ジョーンズ被告は裁判で2人の幼い子どもがいることを理由に執行猶予付きの判決を求めたが、地裁のカラス裁判長は「被告は重大な2つの偽証罪に問われており、1度きりの間違いとはいえない」と情状酌量しなかった理由を説明。3月11日に収監のために出頭するよう命令した。さらに禁固刑終了後、2年間の保護観察下に置くとともに、毎年400時間の社会奉仕活動を命じた。

 判決によると、同被告は米国の健康補助食品会社「BALCO(バルコ)」のスポーツ選手への禁止薬物提供疑惑に絡んで2003年の連邦検察官の捜査に偽証した。また、私生活のパートナーだった男子100メートルの元世界記録保持者、ティム・モンゴメリ被告(ドーピング違反で記録は抹消)の小切手詐欺事件でも06年に偽証した。ジョーンズ被告は昨年10月の公判で偽証と、「クリア」と呼ばれるステロイドなどを使用したドーピング違反を認めていた。

 検察は量刑について最高で禁固6月が適当とし、弁護側は五輪メダルを返還するなど「既に社会的制裁を受けている」として寛大な措置を求めていた。

[2008年1月12日8時12分]

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