スポーツ

“誘導ミス”の競歩山崎が北京切符／陸上

優勝し、北京五輪代表が有力となった山崎

＜競歩：日本選手権男女２０キロ＞◇２７日◇兵庫・六甲アイランド甲南大周辺コース

　男子２０キロで山崎勇喜（２４＝長谷川体育施設）が、１時間２１分４０秒で６年ぶり２度目の優勝を飾った。序盤からトップに立ち２位に大差をつけて圧勝。２大会連続の五輪出場をほぼ手中にした。「これで五輪に内定したことになるので、よかった」と話した。昨夏の大阪世界選手権の５０キロで５位でゴールしたものの、１周早く競技場に誘導するミスにより途中棄権。入賞で内定する予定だった北京五輪代表を逃した。しかし、鈴木監督は「あれがなければ（脱水症状で）倒れていたかも」と実力不足を指摘。昨年の同時期の２倍となる月間約１２００キロ歩かせた。「アテネと同じように２０キロと５０キロの両方に出たい。５０キロはメダルが取れるように頑張りたい」と山崎は早くも五輪本番を見据えていた。

［2008年1月28日9時26分　紙面から］

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