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安馬に日刊3賞殊勲賞、白鵬キラー評価

 関脇安馬(23=伊勢ケ浜)が「白鵬キラー」を認められて初の日刊3賞を受賞した。日刊スポーツ新聞社制定、日本相撲協賛の第50回大相撲年間3賞が23日、発表された。殊勲賞は秋、九州場所と横綱白鵬(22)に連勝した安馬が受賞。敢闘賞は秋場所から大関に昇進した琴光喜(31=佐渡ケ嶽)、技能賞は安美錦(29)が受賞した。3力士には来年初場所(1月13日、両国国技館)の土俵で大銀杯と副賞50万円が贈られる。

 安馬が大関どりへ弾みをつけた。「1年を通して評価してもらって、本当にうれしいです。相撲に関しては、すごくいい年でした」。土俵上では鋭い眼光は、優しく、ほおは緩んだ。

 07年は力士として大きく成長した。1年前の12月27日に父ダワーニャムさん(享年50)を交通事故で亡くした。「仕事ですからね。やることをやらないと」。悲しみを抱えたまま初場所の土俵に立ち、2ケタ勝利。春場所で小結に昇進し、秋、九州と2場所連続10勝5敗。白鵬にも投げ技で連勝し、初場所での大関どりの条件をクリアした。

 白鵬とは同じモンゴル出身で学年も同じ。初土俵も1場所(白鵬は01年春)しか違わず、強いライバル心を抱いている。白鵬の横綱昇進の際にも、土俵入りの太刀持ちの話を「自分は大関になるから」と断った。

 126キロの体重は大きく変わらないが、立ち合いの踏み込みが鋭くなり、九州では白鵬だけでなく、琴光喜、琴欧洲、魁皇と3大関も撃破。「あこがれていた上の人にも自分の相撲を取れば勝てるという気持ちでいけた。来年は自分が上(大関)に行きたい」。

 初場所で大関昇進を決めるには13勝以上が必要だが、2ケタ以上なら夢は春にもつながる。母国に残した母や兄のため、そして天国の父のために、08年の安馬はまた大きく飛躍する。

[2007年12月24日9時9分 紙面から]

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