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朝青龍は土俵際辛くも逆転/初場所

出島(右)に左手からのすくい投げを決めた朝青龍(撮影・鈴木豊)
出島(右)に左手からのすくい投げを決めた朝青龍(撮影・鈴木豊)

<大相撲初場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

 冷や汗の1敗キープにも、横綱朝青龍(27=高砂)は強がった。出足の鋭い出島の突進を食い止められず、土俵際まで一気に後退。辛くも左からのすくい投げで逆転勝ちした。長めの風呂から出て「最後は余裕がありましたね」と問われると「そう見えた? おれも見えたよ」。続けて全勝で走る白鵬の相撲を「今日は最後でうまかったね。投げね」と“ほめ殺し”で余裕を示そうとした。

 だが直後に「そういう質問するんじゃないよ!」。語気を強め「自分の相撲で精いっぱい。前は(人の相撲が)見えてたけど、最近は見えないわ」と本音も漏らした。支度部屋では周囲と談笑するなど本来の表情が戻ってきたが、土俵での余裕のなさは自分が一番わかっていた。

 北の湖理事長(元横綱)も厳しい。「いい時は下から差して攻めるが、今は止めるので精いっぱい。体できちっと当たってないし、何となく勝っている」。相撲勘の問題ではなく、出足の弱さを指摘した。朝青龍も帰り際には「本当は前に出る相撲が一番。後半はよくなると思う。自分でも期待してます」。風邪のため場所中続けていた点滴を、前夜は初めてうたなかった。体調は戻ったが、本来の相撲を取り戻すには、まだ時間がかかりそうだ。【近間康隆】

[2008年1月20日9時33分 紙面から]

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