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相星決戦!朝青龍「帰国」かける/初場所

顔面をゆがめながら魁皇(左)を寄り切る朝青龍(撮影・水谷安孝)
顔面をゆがめながら魁皇(左)を寄り切る朝青龍(撮影・水谷安孝)

 賜杯の行方は相星決戦に持ち込まれた。横綱朝青龍(27=高砂)が、大関魁皇(35)を寄り切って1敗をキープ。横綱白鵬(22)も大関琴光喜(31)を退けて13勝目を飾った。千秋楽結び、横綱同士の相星決戦は02年秋場所の貴乃花ー武蔵丸以来、約5年4カ月ぶり。注目の大一番を前に朝青龍は、優勝しなければ場所後もモンゴルに帰国しない覚悟を決めた。

 勝った朝青龍が、振り返り白鵬をいちべつした。白鵬も土俵下から視線を返す。2人では初めて、横綱同士では約5年4カ月ぶりの千秋楽相星決戦が決まった瞬間のアイコンタクト。観客から「最高の展開になったね~」の声が飛び交った。

 白鵬が先に琴光喜を下すと、腕を組んで目を閉じた。集中を高めて土俵に立ち、素早い立ち合いで左を差して先に右上手をつかんだ。「自分のペースにしたかった。相手は右をつかむと強いからね」。差した左でかいなを返し、右上手で腰の重い魁皇を振ってにじり寄る。13秒4。攻守一体の横綱相撲を、観客と白鵬に見せつけた。

 支度部屋での言葉は少なかった。「明日のことは考えなかった。1日1番に集中しているから」。白鵬との決戦については「楽しみですね」と無表情のまま答えた。千秋楽相星決戦は03年九州場所で大関栃東ともを経験している。記者にそのことを振られると「それとは全然」と言ったが、それ以上は続けなかった。

 モチベーションは最高に高まっているが、朝青龍はさらに自分を追い込んでいた。関係者は「横綱は優勝しなければ、モンゴルに帰らないつもりです」と証言した。当初は日本相撲協会の行事の合間の2月4~8日の日程で帰国計画を立てていたが、優勝争いが白鵬との1敗でのマッチレースになると「やっぱり、優勝しなければかっこ悪くて帰れないよな」と漏らすようになったという。

 師匠高砂親方(元大関朝潮)の「初場所をしっかり務めないとみそぎはすまない」の指示で年末年始の帰国もあきらめ、この場所に復活をかけてきた。師匠は「よくやっている。場所後に帰国してもかまわない」と話すが、優勝を逃しての帰国は自分のプライドが許さない。日本とモンゴル国民が注目する大一番。貴乃花に並ぶ22回目の優勝とともに、「最強横綱」の称号を取り戻しにいく。【柳田通斉】

[2008年1月27日9時26分 紙面から]

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