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【2000年 法大サッカー部の軌跡】


天皇杯2回戦 延長Vゴールに沈む! 4年生引退へ

第80回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦
法政大学 VS 福岡大学
            2000.12/3 13:00 国立西が丘サッカー場 曇(観衆)318人

2
法政大学
0 前半 2 3
福岡大学
2 後半 0
0 延長前半 0
0 延長後半 1

<得点者(アシスト者)>
【法 大】48分 藤原(田上)、89分 長山(山本、林)

【福岡大】31分 太田(植木)、44分 川原(吉本)、119分 中村(太田)

  

法政大学 福岡大学
1 GK  厚谷洋志 1 GK  杉山 哲
3 DF  山本岳史 2 DF  財間俊行→ 13 井上 (延前開始)
4 DF  加藤雅裕 6 DF  坪井慶介
5 DF  大河慎哉 5 DF  吉本岳史
2 DF  柳沢将之 15 DF  吉村和紘
14 MF  田上和彦 23 MF  菊池剛司
7 MF  藤原友和 8 MF  歌谷和哉
28 MF  佐々木将→ 19 長山(38分) 10 MF  波野成宣
6 MF  佐藤勇希 7 MF  川原周剛→ 11 中村 (61分)
10 FW  中谷浩勝 9 FW  植木 亨→ 30 山平 (76分)
9 FW  左近次朗→ 18 林 (61分) 24 FW  太田恵介
サブ
12 GK  小野聡人 16 GK  栗田幸輔
16 DF  小澤征敏 13 DF  井上幸次郎
19 MF  長山一也 19 MF  木原祥次
8 MF  江川耕二 11 FW  中村 仁
18 FW  林 聖之 30 FW  山平義幸
監督
横谷政樹 乾 真寛

 第80回天皇杯1回戦、社会人チームの韮崎アストロスに4−0で大勝した法大は2回戦で今秋の九州大学1部リーグ優勝チーム、福岡大学と対戦した。前半は両者、一進一退といった比較的静かな立ち上がりで始まった。徐々に法大はリズムをつかむも、31分にCKの流れから194cm長身FW太田にヘディングシュートを決められ先制を許してしまう。最低1点差で後半を迎えたかったが、前半ロスタイムにもDFとGKの連携ミスから2点目を奪われる嫌なムードで前半を終了した。

 今秋のリーグ戦では2点差をつけられると、そのままずるずるいってしまったが、この日は違った。後半開始から怒濤の攻撃を仕掛ける法大。早々に48分、MF藤原が豪快なシュートを決め反撃ののろしを上げた。なおも、動きの落ちた福岡大ゴールに向かって攻めるが、同点弾は奪えないまま刻々と時間は過ぎていった。しかしロスタイムに奇跡は起こった。まさに法大イレブンの執念。同点弾はゴール前の混戦から前半途中出場のMF長山が押し込んだ。選手全員が値千金のゴールをあげた長山を祝福し、ゲームは振り出しに。

 延長戦、両者、死闘を繰り広げ、誰もがPK戦を確信した延長後半ロスタイム、福岡大はCKの流れからゴール前の混戦、最後はFW中村が決め、120分の死闘にピリオドが打たれた。同時に法大の今季は終幕した。

 この試合を最後に4年生は引退する。法政の攻撃の起点として右に左にピッチを走り回ったMF佐藤勇希。法政のレフティーは天皇杯でも3得点、頼れるゲームキャプテンMF藤原友和。トップスピードにのったら誰も止められない、俊足FW中谷浩勝。出場機会に恵まれなかったが、黙々とアップをする姿には頭が下がったMF江川耕二。最後までチームに残ってくれたDF戸田洋平。そして天皇杯の前に引退した4年生を含め、彼らの魂は確実に下級生たちに引き継がれた。引き継いだ者たちは来年からも法大サッカーを展開していく。リーグ戦「1部昇格」というゴールに向かって。

◆横谷監督コメント「2失点したことは悪かったが、その後の2得点は素晴らしかった。最後は運がなかった。今年は好不調の波があった。来年についてはまだ考えられない」

◆佐藤選手コメント「この試合で全力を出し切れたと言いたい。(最後の試合としては)後味は悪いね」

◆藤原選手コメント「正直悔しいがこの経験をこれからのサッカー以外の生活にも生かしていければ良いと思う。法政は良いチームだった」


天皇杯1回戦 社会人相手に圧勝!

◆第80回天皇杯 (11/25〜1/1)
 ◇11/25 1回戦 対 韮崎アストロス(山梨県代表) 山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場

チーム前半後半
法大   1  3  4 
韮崎A 0 0  0
<得点者(アシスト者)>
【法大】33分 佐藤(PK)、56分 左近(柳沢、佐藤)、80分 藤原(佐藤、長山)、81分 藤原(山本、林)

  今夏の総理大臣杯において準優勝を飾ったことで獲得した天皇杯の出場権。法大の今年最後の公式大会となる天皇杯が開幕した。1回戦は元J2選手も在籍する社会人チーム、韮崎アストロスとの対戦。相手が社会人ということで苦戦が予想されたが、法大はその下馬評をくつがえす動きで前半からアストロスゴールに襲いかかる。右サイドの崩しからFW左近のオープニングシュート。これを足がかりに前半だけでシュート8本(相手は前半2本)の攻勢に出た。均衡が崩れたのは前半33分、相手GKへのバックパスをカットした左近が相手GKに倒されPKを奪う。これをMF佐藤が落ちついて決め先制。エンドをかえた後半も法大の攻撃力が爆発。後半中盤から足が止まったアストロスを相手に猛攻をしかけ、56分に右サイド佐藤のクロスを左近が左足で押し込み2−0。その後も80分、81分とMF藤原が追加点。結局4−0で圧勝した。この試合76分から左近に代わり地元・韮崎高校出身のFW林が登場。前線で精力的な動きを見せ、4点目をアシスト。終了間際には自らが獲得したPKを外してしまったが地元・山梨ではつらつとしたプレーを披露した。1回戦に勝利した法大は12/3に2回戦で福岡県代表の福岡大学と対戦することが決まった。

◆横谷監督コメント「(社会人に勝利したことについて)どんな試合でも勝てば自信になる。この大会は1戦1戦勝つことを目標に戦う。」

◆藤原選手コメント「相手がバテたからこんな試合展開になったがもっと点は取れた。守備面は良かったと思う。」

◆DF柳沢選手コメント「相手が社会人ということで胸をかりるつもりで思い切って戦った。リーグ戦の悔しさもあるので、あと1つ勝ってマリノスとやってみたい。」

☆第80回天皇杯日程☆

1回戦 11/25 13時 山梨小瀬 対 韮崎アストロス(山梨県代表) ○4−0

2回戦 12/ 3 13時 西が丘  対 福岡大学(福岡県代表)

3回戦 12/13 19時 三ツ沢  対 横浜F・マリノス(J1シード)


ベストイレブンに藤原、田上

 第74回関東大学サッカーリーグ戦の表彰者が発表された。法大からはベストイレブンにMF藤原友和、MF田上和彦の2選手が選ばれた。

藤原友和 4年。MF、背番号24。 167cm、58kg。四日市中央工業高校出身。今リーグ7試合出場、2得点、2アシスト。

田上和彦 3年。MF、背番号14。 189cm、80kg。国見高校出身。今リーグ6試合出場、1得点。


サッカー部 3位 1部昇格の夢散る

◆関東大学サッカーリーグ戦 (9/15〜10/28)
 ◇10/28 最終節 対 東海大 平塚競技場
チーム前半後半
法大   0  0  0 
東海大 3 1  4
<得点者(アシスト者)>
【東海大】1分 坂本、7分 迫田、36分 沼倉(大塚)、61分 迫田(大塚)

  第74回関東大学サッカーリーグ戦が全日程を終了。法大は2部リーグ3位となり、1部昇格をかけた入替戦の出場権を手にすることはできなかった。最終戦、3位の法大の相手は2位の東海大。この試合勝った方が2位以内を確定するだけに激しい試合展開が予想された。東海大は法大にとって因縁の相手。今夏、総理大臣杯の決勝で対戦した時には0−1で敗れている。そのリベンジをかけた試合、柳沢、佐藤、加藤の主力3選手を出場停止で欠く法大は序盤から大苦戦。開始1分に先制されるや否や7分にも2点目を奪われる。法大は終始、東海大にペースを握られていた。セカンドボールをほぼ支配した東海大に3点目も奪われ後半へ。1部昇格には勝ちしか許されない法大は後半から2トップを総入れ替え。中谷、石原の2トップで総攻撃を狙うも得点につながらず、61分にとどめの4点目を奪われ、そのまま試合終了。法大らしさを最後まで見せることができないまま法大の秋リーグは終了した。またしても終盤に崩れた法大。第5節で日大に引き分けて以来、リズムが悪くなり6節、7節と連敗でリーグを終わるところは法大の永遠の課題である。春先、MF佐藤は「春に好結果でも秋で息切れすることが多い」と語っていた。今年もその展開になってしまったことが悔やまれる。シーズン通して戦える安定した力を持ってまた来年、1部昇格へと向かって再チャレンジしてもらいたい。

◆横谷監督コメント「この秋のリーグ戦終盤で見られたうちの悪い面が全て出た試合だった。まだ1部に行けないのは何か足りないところがあるということだろう。(今リーグを振り返って)4年生が少ない中、3年生を軸に頑張ってくれた。」


関東大学秋季サッカーリーグ戦結果


9/15〇3−2 東農大平塚
9/24○2−1 亜大古河
9/30△1−1 明大大井
10/8○2−1 早大古河
10/15△1−1 日大江戸川
10/21×1−3 青学大多摩
10/28×0−4 東海大平塚


サッカー部 首位攻防戦に敗れるも最終節へ望みつなぐ

◆関東大学サッカーリーグ戦 (9/15〜10/28)
 ◇10/21 第6節 対 青学大 多摩市立陸上競技場
チーム前半後半
法大   0  1  1 
青学大 2 1  3
<得点者(アシスト者)>
【法大】83分 林(中谷)【青学大】11分 村山(小谷)、30分 北村、56分 高橋

  首位を走る法大と勝点差1で追いかける2位の青学大とが対戦した天王山。前節、最下位の日大に引き分け、足踏みした法大はライバルの青学大をここで突き放したいところ。しかし、前半から青学大がボールを支配し、法大は防戦一方。早々と11分に村山に先制点を奪われてしまう。過去5試合中3試合に先制されながらも逆転勝ちを演出してきた法大、先制されても動揺することは今までなかった。しかしこの首位攻防戦、焦りは確実に見られた。ペースをつかめず、青学大の強力な攻撃陣に押し込まれる場面が続く。そして30分、北村に追加点を奪われ0−2で後半へ。法大は後半、スタートから中谷、長山を投入。流れを変えたかった法大だが56分に高橋に3点目を奪われ0−3。悪い流れは止められず、75分過ぎにMF佐藤がこの試合2枚目の警告で退場。83分に中谷の折り返しを途中出場のFW林が押し込み1点を返すも、時すでに遅し、1−3で法大は完敗した。この第6節の結果で法大は3位に転落。最終節の2位東海大戦に勝てば無条件で2位以内が確定、入替戦出場権を手にする。逆に引き分け、負けの場合は他チームの結果に関係なく3位以下が決まってしまう。他のチームの結果を気にする必要がなく自分たちが勝てばよいというのは選手達にとってはむしろやりやすいはず。累積警告で佐藤、柳沢、加藤の主力は欠くが残りは1試合。総力戦で「勝利」だけのために死力を尽くしてほしい。

◆横谷監督コメント「2点差をつけられたのはこのリーグ初めてで少し慌てた。中盤のスペースをフリーにしてしまったのが失点の原因。次は勝つしかない。」

◆藤原選手コメント「今日は内容より結果が求められる試合だっただけに残念。(入替戦出場の)可能性がある限りあきらめないで頑張りたい。」


サッカー部 痛い引き分け

◆関東大学サッカーリーグ戦 (9/15〜10/28)
 ◇10/15 第5節 対 日大 江戸川区陸上競技場
チーム前半後半
法大   1  0  1 
日大 0 1  1
<得点者(アシスト者)>
【法大】8分 加藤(板橋、佐藤)【日大】53分 三木(岩崎)

  首位を走る法大が最下位の日大に引き分け、痛い勝点1となった。法大は8分に先制。佐藤のCKを板橋がつなぎ、最後はDF加藤が押し込んだ。先制点を奪われる展開が多いこのリーグ戦で3試合ぶりに先制。ここからゴールラッシュといきたい法大だったが追加点を奪えないまま後半に突入した。後半は開始直後から日大ペース。10番中村(直)を中心に法大DFをおびやかし、迎えた53分に三木の同点弾が決まった。流れを変えたい法大は切り札のFW中谷を投入。中谷の快速ドリブルで流れを引き寄せた法大は終盤に猛攻。キーパーと1対1の局面を何度も作るも相手の好守そしてポストに嫌われてしまう。そして無情の試合終了のホイッスル。1対1で引き分け。勝ち点2が逃げていった瞬間だった。第5節を終了して法大は3勝2分、勝点11で首位を何とか死守。しかし後ろには青学大、明大がぴったりつけておりこれ以上勝点は落とせない状況。次節の青学大との首位攻防戦に全てをかける。

◆横谷監督コメント「今日は先制はしたが追いつかれ勝ち越せなかったのは精神的な弱さが原因。今日は運もなかった。次節は(欠場した)田上も戻ってくるので自分たちのサッカーをして青学大に挑みたい。」

◆寺尾部長コメント「今日の引き分けは正直痛いが、下との勝点差がつまったことで選手たちの気も引き締まるだろう。」


サッカー部 首位浮上

◆関東大学サッカーリーグ戦 (9/15〜10/28)
 ◇10/8 第4節 対 早大 古河市立古河サッカー場
チーム前半後半
法大   1  1  2 
早大 1 0  1
<得点者(アシスト者)>
【法大】30分 藤原(中村)、70分 田上(佐藤)【早大】1分 柳(久藤)

  法大が早大を逆転勝ちで下し、首位に躍り出た。前半開始早々に先制点を奪われた法大だが、前半30分に右サイドを抜け出した中村の折り返しを藤原が左足で落ちついて決め同点に追いついた。後半もボールを支配し攻める法大は70分に右サイドをワンツーで抜け出した佐藤のクロスを中央で田上が左足で決める芸術的なゴール。早大の反撃を乗り切った法大が2−1で勝利をおさめた。第4節を終了して法大は3勝1分、勝点10で堂々の首位。1部昇格をかける入替戦出場条件である2位以内を射程圏内にとらえている。残り3試合に全力を尽くし、1部昇格へと突き進んでほしい。残り試合の法大の奮闘に期待したい。

◆横谷監督コメント「早大の出足は警戒していたがやられた。先制される試合が多いのは大きな反省点だが、今日の勝点3はとても貴重なものだ。」

◆藤原選手コメント「前半のうちに勝ち越したかったが結果的に勝てて良かった。残りは1試合ごとにがんばるだけ。まずは次の日大戦をに向け集中したい。」


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