HOSEI HEROESでは、普段ピッチの中では見れない、法大イレブンの素顔をお伝え致します！！第２回目はその人柄でも、副キャプテンとしてもチームを盛り立てるMF原　朋洋選手(経４）です。

チーム１明るく、そして努力家の ＭＦ原

去年とは違った風に見れて、やっぱり４年生になると人が変わる

ーーー前期リーグをふり返ってみて、どうでしたか？
僕はスタメン出場したの、青学戦だけで、前期の最終節は教育実習に行ってて、チームに迷惑かけたりしたんですけど…やっぱ４年生になると人が変わるのかなって。去年とかも途中出場とかも多かったんですけど、去年とかだと早く出してくれないかなぁとか思ったりもしたけど、今年も出たいとは思うけど、ちょっと違った風に見れるかなぁっていうのはありますね。

ーーー原選手が思うチームの課題ってどんなところだと思いますか？
うーん、今日も練習前に４年生だけで話し合ったんですけど、４年生がつらい顔してもいいけど、いやいや練習とかやったりすると下の子たちにも影響するから４年生はいやな顔をせず、なるべくやろう、やろうって（笑）例えばかっちゃん、長山キャプテンなんですけど、彼はキャプテンだからビシッと言わなきゃいけないとこもあると思うんですけど厳しく…まぁ軽めに厳しく（笑）そればっかもあれだから、その辺は他の人間が何か上手くまとめていければいいんじゃないかって話してたんですよ。

ーーーフル出場した青学戦はどうでした？
あんまり緊張しないはずなんだけど、５節の青学戦は最初、なかなか上手くいかなくって。やっぱり練習試合と違うんだよね、リーグ戦って…プレッシャーもあるし、たぶんやっぱりね、1.5倍〜２倍は相手も、自分たちも普通より頑張ってるもんね。ミスりまくって、だから前半で交代させられるなぁって思ってたのに代えられなくて…スライディングは相手にやるのは得意じゃないんだけど、その試合は後半上手くいって、そしたら何か吹っ切れたみたいな感じがやっぱりあったね。

今季は、体を張ったプレイも見もの！

１年の時は本当に、友達になれないなぁって思った（笑）

ーーーサッカーをはじめたきっかけは？
うちの兄貴がいて、兄貴がやってて、一緒にやってって感じですね。
ーーー原選手の仲のいいチームメイトは？
特にいないね（笑）うーん、みんな仲いいけどね、本当に俺は。そういうの、あんまりよくないのかなぁ、八方美人みたいで（笑）
ーーーチームのムードメーカーはもちろん、原選手ですよね（笑）？
俺じゃないって！本当に違うからね（笑）なんなんだろう…そう、やっぱみんなセレクションから選ばれたヤツだから、個性豊かなのね、本当に！だから１年の時にこいつらと上手くやってけるかなって思うぐらい！あんまり思い出せないけど何かあったよ、一緒に生活してると、何でこんなことできるんだろうって（笑）こいつらと本当に友達になれないなぁって思ったもん、本当に(笑）それがだんだん、そういう、人が個性あるっていうのはいいことなんだなぁって、俺もいつの間にやら、それに合わせてじゃないけど個性的になったのかも（笑）

ーーー４年生同士で話し合うことは多いんですか？
多いね。去年の終わり頃からからね、みんなで来年こそよくしよう、よくしようって。意外と真面目だったんだね（笑）飲みに行って、真面目な話は最初の30分ぐらいだけど（笑）一人ずつ何か、自分の進路とかどう考えてるんだって、時計回りで言っていけっていうのもあったよ。去年は４年生全員で海に遊びにいったりとか（笑）

練習も全力で！（中央）城山Gにて

大学サッカー、はじめは世界が違った

ーーー自主練はよくするんですか？
普段の練習が終わってからね、後輩の秋本とかに「やるぞ！」って言われて、「はい」って（笑）けっこう、やってるね。

ーーー高校と大学サッカーの違いってどんなところだと思いますか？
俺のところは新潟で弱かったから、でもその時は分からなくて…高校の時はそこそこやれてたから有頂天になって、大学入って最初、上手い先輩とか見て、世界が違うなぁって…だから１年の時は俺、Ｂチームだったし…その時はＢのヤツとけっこう残って練習したりしてね。その頃は４年で、もうやる気とかない先輩とかいて、もういいやって感じだったから、逆に俺らは頑張ってやってて、それがよかったのかもしれないね。

ーーー教職とることは、ずっと決めてきたことだったんですか？
うちの親父が先生してて、体育の先生なんですけど、僕の兄貴も筑波行って、体育の先生になってるんですよ。だから親の影響もあるかもしれないけど…。１年の時は２単位とか４単位とかでやめたきゃ、やめればいいじゃんって感じで（笑）

ずっと、これからもサッカーと関わっていたい

ーーー原選手の今の夢って何ですか？
夢…厳しいな（笑）教職やってることもあるから、指導者としてとか…社会人サッカーとか…夢ってもっとでっかいことだよね（笑）でもやっぱり、ただのファンとかじゃなくて、テレビ見ますとかじゃなくて、ずっとこれからもサッカーに関わっていきたいっていうのはあって…何か関わっていたい。
ーーー原選手にとってサッカーとは？
難しいなぁ、何かないかな？いい言葉（笑）全てとは言いたくないからなぁ。サッカーとは…何だろうね、おもしろいものとかじゃ、ダメかな（笑）うーん…感動を与えてくれる…ものかなぁ。でもね、サッカーやっててやっぱり、一生懸命やってるとある意味、何か感動するっていうか…俺高校の時、弱いながらも全国大会に出れた時は嬉しかったし、高校３年間おもしろかったから、もし教師になったら、自分みたいにいい思いをさせてやりたいなぁって。
ーーー現時点で、大学４年間サッカーをやってきて収穫は？
やっぱり、サッカーやってていろんな人と出会うのがよかったなぁって思う。大学入って変なヤツにも会うけど（笑）

ーーー最後に後期にむけて、抱負をお願いします
まずは後期、先発になって試合に出られればいいけど、もし無理だとしても途中出るとかなった時に、ちゃんと代わりがつとまるように。後は…４年生だからって思い出作りにやってもしょうがないから、結果が出て、それが思い出になればいいかなって感じだから…やっぱり、確実に何が何でも１部に上がりたいって感じかな。

〜取材後記〜　　始めから終わりまで、ずーっと笑いっぱなしの取材でした。いろいろと気を使っていただいて、本当にどうもありがとうございました！！でもやっぱり、原選手はれっきとした、チームのムードメーカーだと思いますよ（笑）本当に楽しくて、時間を忘れた取材でした。後期の活躍、楽しみにしてます！次回のＨＯＳＥＩ　ＨＥＲＯＥＳは、荒木洋太選手です。お楽しみに…

HOSEI HEROESでは、普段ピッチの中では見れない、法大イレブンの素顔をお伝え致します！！第１回目は、前期リーグ、法大の勝利を支えた立役者、DF杉本純一選手(社４）です。

法大の鉄壁な守り、ＤＦ杉本純一

ＤＦだから余計に、勝ってる時でも絶対に点はとられたくない

ーーーまず、杉本選手は前期リーグ、全試合スタメン出場をはたして、ふり返ってみてどうですか？
いい感じで終われたと思います。まぁ終わり方は最後負けちゃったんで残念でしたけど、いい結果を残せてよかったと思います。
ーーー稲垣、雑賀選手をはじめに、１年生たちの活躍はどうですか？
僕たちも、うかうかしていられないっていうのと、４年生でチームのことを考えると、すごい、そういう新しく入ってきたフレッシュな子たちが活躍してくれるってのは嬉しいですね。
ーーー自分自身のこれからの課題は？
90分間を通して、ＤＦだから特にそうですけど、ずっと緊張してやっていかなきゃいけないと思うんですけど、集中力が途切れちゃうことがあるのと、毎試合コンスタントに同じ力が出せないっていうか、いい時と悪い時の差がはっきりでちゃうんで、そこを直せればいいと思いますけど…
ーーー杉本選手自身が思う、チームの課題っていうのはどんなところだと思いますか？
今のチームの特徴として、キャプテンの長山くんがこう、精神的支柱という感じでそれを、みんながサポートしていく感じなんで、長山くんがいない時もあったんですけど、そういう時に、どれだけまとまれるかっていうのと、先制されると勝ってないんで、そういう部分ですね。
ーーー先制されると、やっぱり精神的にきますか？
時間にもよりますけど、僕自身はそれで負けそうだなとか意識はないんですけど、勝ってる時に点をとられるのはやっぱイヤですし、ＤＦだから余計に点は絶対にとられたくないですね。

後方からチームをがっちりと後押しする杉本

新太郎さん（前年度キャプテン）からは、影響を多大に受けた

ーーーサッカーをはじめたきっかけは？
単純にたまたま通っている幼稚園にサッカークラブみたいのがあって、回りがみんな、はじめてなんとなくって感じですね。
ーーー今年のチームのムードメーカーは？以前、長山キャプテンはもちろん、杉本選手って言ってたんですが…
たまにやるんですよ。２２にもなって、恥ずかしいことしちゃうんですよ（笑）それがたまにうけるみたいで…長山くんもムードメーカーではあるんですけど、彼はキャプテンだから、あんまりハメを外せないという点で、まぁ僕みたいのがハメを外しているんで（笑）ムードメーカーは、いっぱいいますよ。
ーーー杉本選手の仲のいいチームメイトは？
誰ですかね、長山くんとか…４年生は基本的に仲がいいと思ってるんですけど（笑）後は原くんとかですね。

ーーーサッカー部ＨＰの好きな選手のところに、杉本選手は山本新太郎（前年度キャプテン）って書いてあったのが印象的だったんですが…
とりわけ僕は、よくしてもらった後輩の１部なんで、サッカー以外にもプライベートでもいっしょにいたりとか、仲良くさせてもらったんで、影響は多大に受けましたね（笑）試合の結果とかもこまめに聞いてくれたりとか、「最近どうなんだよ」とか聞いてくれて、すごい嬉しいんですよ。

ーーー今季から３年間、横谷監督だったのが、照井監督に変わって、川勝コーチも新たに加わって、どうですか？やっぱり変わりました？
そうですね、雰囲気もだいぶ変わりましたし、やってることは全然変わってはないと思うんですけど…照井監督はけっこう熱く語る人で、川勝コーチは顔に似合わずおちゃめで（笑）あんまヤバイんで言わないですけど（笑）

練習にも気合が入ります！（城山Ｇにて）

大学でサッカーをやるのに迷いはなかった

ーーー大学でサッカーをやろうっていうのは、ずっと考えてきたことだったんですか？
そうですね、中学ぐらいの時は、Jリーグができて何年かしたぐらいで、たぶん俺もJリーガーになれるなって単純に思ってたんですよ。で、高校に入ってレベルも上がって、厳しさも知って…で、大学でサッカーをやりたいから、どこに入れるかなぁって感じですかね。正直に言っちゃえば、サッカーで入るのが、一番ラクだったんですよ（笑）だから、迷いとかは全然なかったですね。
ーーー高校時代はサッカーの名門、桐光で厳しかったんじゃないですか？

あれはおかしかったですね（笑）でも、みんなここに来る人たちはそういう環境でやってきた人たちばかりだと思うし、桐光なんかより厳しいところはたくさんあるとは思いますね。
ーーー遊びたくなった時期はなかったですか？
そうですね、遊びたかったけど、遊ぶ時間なんかなかったっすね。帰ってメシ食って寝て、朝起きるみたいな、そんな感じで…。

ーーー高校でのサッカーと、大学サッカーでの違いはどんなところだと思いますか？
プレーで言えば、スピードとかパワーが全然違いますし、全体的に言えばやっぱり自分たちでやるっていうのが大学で…高校は、いい意味でも、悪い意味でも管理してもらってやってる、やらされてるって感じですね。大学は自分でやらなきゃダメだし、やらない奴はどんどん潰れていくし…そういう厳しい面もあるし、いいところもありますね。
ーーーオフの日はどうやって過ごしてるんですか？
僕は、前の日にお酒を飲んで潰れてみたり（笑）そんなに出かけることはないですね。まぁ、何か買いたいものがあれば別ですけど、じゃあ今日は休みだからどこに行こうかって、いうのはあんまないですね。

かっこいいことを言わなければ、どんなでもいいから１部にいきたい

ーーーサッカーを大学でこれまでやってきて、嬉しかったことは？
現時点では、サッカーをやってきた仲間ですかね。１番の希望としては、１部に上がった嬉しさがあれば１番嬉しいと思うんですけど、それを抜きにして考えると、仲間と４年間やってきたことが嬉しいことでもあるし、力になったと思いますし、今後にも生かされると思います。
ーーー反対につらかったことは？
つらかったっていうか、後悔なんですけど、４年間やってきて、成長してきたって思えば思うほど、１年の時、２年の時、もっとやっておけばよかったとか思いますね。気持ちの中ではもっとやっておけば、今がもっと楽しいんじゃないかっていうのは、ちょっとありますね。学年が上がるにつれて、想いが深くなるし、法政のために１部に上げたいっていう気持ちと、僕なんかは４年間やってきた証じゃないですけど、そういうものを結果として残したいなって気持ちもありますし…４年生っていろいろ考えちゃうと思うんですよ。
ーーー杉本選手にとってサッカーとは？
人生とまではさすがに言いすぎなんで、生活の一部ですかね。なんでかは分からないけど、なくてはならないものになっちゃいましたね。

ーーー最後に後期にむけて、抱負を
後期は一戦、一戦、100％で戦ってもちろん、全部勝つつもりで、１部にいければいいなぁって思ってますし、かっこいいことを言わなければ、どんなでもいいからこう、１部…結果を残したいなぁって想う気持ちですね。

一つひとつの質問に、言葉を選びながら真剣に答えてくれた杉本選手でした。テストも始まっていた時期の取材、どうもありがとうございました！！アップのほうが遅れてしまい、本当にごめんなさい。４年生として縁の下で、チームをがっちりと支えている彼の人柄が伝わってくる取材でした。次回のＨＯＳＥＩ　ＨＥＲＯＥＳは原　朋洋選手です。お楽しみに！！