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ホームサッカーホームHOSEI HEROES vol.1〜vol.3

HOSEI HEROES 

〜vol.6 長山 一也選手〜

HOSEI HEROESでは、普段ピッチの中では見れない、法大イレブンの素顔をお伝え致します!!
HOSEI HEROES〜2003〜のラストは、この1年キャプテンとして、そして法大の攻撃の大黒柱としてチームを引っ張った、長山一也選手(社4)です。〜知られざる絆〜で載せられなかった話も盛りだくさんでお伝えします。


法大の攻撃の大砲!長山一也
やりがい―そして楽しいこと辛いこと、たくさん味わったラストシーズン

ーーーキャプテンを1年間やられて、終えてみて今どんな気持ちですか?
そうですね、楽しいことも辛いこともいろいろ味わってまぁ…自分の経験としてすごい、大きいものが…。今後に役立させることができると思うんで、すごい、いい経験になったと思います。

ーーー自分の「キャプテン」に点数をつけると、どうですか?前期終わった後に聞いた時は、50点って伺ったんですが…
20点ぐらいかなぁ…。(低くないですか?)うそっすよ(笑)うーん、70点!やっぱ72ぐらい!

ーーー残りの28点は?
やっぱり結果出なかったことっすかね。そこがあると、やっぱ…違いますからね。

ーーーこのラスト1年間は、自分の想像してた感じのものでしたか?
そうですね、先のことはあんま考えてなかったんですけど、そこそこ…イメージ通りまではいかないですけど、やりがいがあったんでよかったんじゃないかな。

ーーー 大学でのサッカー、高校とはやっぱり違いましたか?
高校サッカーは、監督が言うことを忠実にやっとけばいいっていう感覚なんで…。でまぁ、大学は自分たち学生が作り上げていくので、自主性だとか自立することができたんじゃないかなって。それは、練習試合をやる時に、対戦相手を自分たちで決めたり、連絡とったり…。高校の時は監督が全部やってくれるんですよ。後、自分たちで大会を開いたり、そういった面では、大学のほうが自分たちでやれることが多いので、すごい勉強になりましたね。


練習も常に先頭で!<城山Gにて>
ーーー自分の中では高校でのサッカーと大学サッカー、どっちが合ってると思いますか?
合ってるのは、たぶん高校なんすけど、自分のためになるのは大学だと思いますね。

ーーー4年生になってチームを引っ張っていく立場になって、プレッシャーとかはありましたか?
プレッシャー…あんまりなかったような、あったような…。どっちだって話ですけど(笑)そうですね、なくはなかったと思いますけど、そこまではなかったですね。

ーーーサッカーをはじめたきっかけは?
けっこう兄ちゃんと遊んでて、兄ちゃんが小学校でサッカーをやってて、そのチームで人が足りなくて、誰か兄弟がいたら連れて来いって(笑)それで入ったのがきっかけですね。

ーーー野球とか、他のスポーツには揺れませんでしたか?
野球はあんま好きじゃなくて(笑)サッカーは、気づいたら…昔から好きでしたね。

ーーー大学1〜4年まで、ターニングポイントはありましたか?
ターニングポイント…うーん…。ないですね。でも僕、大学入って1年の時、ケガをして試合には前期ずっと出れなくて。その時に筋トレしたり、自分の体を作る時間がけっこうあって…。だからそれが、今思えばよかったんだなぁって思いますね。

ーーー大学でキャプテンが影響を受けた人は、いますか?
柳沢さん(サッカー部OB・現東京ヴェルディ1969所属)ですね。あの人はもう、努力家っていうかすごく自分に厳しくて…。自主練とか、すごい頑張ってたんで影響を受けましたね。

ーーー自分の性格を一言でいうと?
負けず嫌い…ですかね。


毎試合キャプテンマークをまとい、先陣をきる!!
サッカーは、なくてはならないもの

ーーーキャプテンはいつ頃、2004年度に制度(2部リーグ、4位までが1部に昇格できる制度)が変わるっていうのを知ったんですか?
知ったのは、後期のリーグ戦中からでしたね。

ーーー知った時はどんな気持ちでした?
その時はもう、自分たちのことであれだったんで、何も考えなかったですけど、今考えるといいなぁって。けどまぁカップ戦とかに出場できることにこしたことはないんで、まぁ、総理大臣杯ぐらいは、出たかったですけどね。教育実習でちょっと抜けちゃったんで…申し訳なかったです。

ーーー教育実習に行って、やっぱり想いは強くなりました?
そうですね、やっぱ、教師ですからね(笑)って意味分からない(笑)教科を教えるのも、サッカーを教えるのもどっちも楽しかったですね。

ーーー前に、高校時代もキャプテンをやってたって伺いましたが、同じキャプテンでも高校時代とはやっぱり違いましたか?
だいぶ…その高校の時は監督の言うことを聞く感じで、先頭に立ってとりあえずそれをやってたっていう感じなんですけど、それをまた、自分の考えとか人の意見とか取り入れてやっていくっていうのができたのが…成長したとこでもあると思いますし、大学でキャプテンをして得たものだと思いますね。

ーーーこれだけは、大切っていうものは?
それはやっぱり、みんなで協力しあうっていうこと…。試合に出る人だけじゃなくて、周りで応援する人も…。サッカーだけで1部に上がれるっていうことじゃないんで、いろんなことを含めてやっていって欲しいなぁって。

ーーー次期キャプテンの、為田選手にメッセージ&アドバイスをお願いします。
まぁ、大変なこともあると思いますけど、周りのみんながついて来てくれると思うんで、みんなで協力して…。為田はしっかりしてるんで、大丈夫!!人の意見を聞くのも大事だし、芯を通すっていうか、自分の意見をちゃんと持っているっていうのも大事だし、そのバランスを上手く保てればまぁ、しっかりやってけると思うんで、聞くとこは聞いて、自分の意志をしっかり持てって、為田なら大丈夫だと思います。

ーーーキャプテンにとって、サッカーとは?
そうですね、サッカーとったら何もないんで…。生きがいだと思うんで、なくてはならないものですね。

〜取材後記〜   長山キャプテンに取材へ行くたび、チームのことを常に想うその心・姿勢…から“キャプテンの中のキャプテンな人”だと、つくづく感じました。去年の、主将になった当初とはまた違った表情・言葉に、様々な経験を通しさらに大きくなっていたキャプテンを目にしました。私自身、教えられること、励まされることが多く、本当に記者冥利に尽きる1年でした。本当にありがとうございました。 そして 4年間本当に、お疲れさまでした!!


☆★☆〜知られざる絆〜陸上部・黒田選手との対談はこちら>>


◇長山一也 (社4)
ながやま・かずや
1982年4月1日生まれ
MF・164cm62kg・B型
今季リーグ、5得点4アシスト
2年時はアシスト王、今季はベストイレブンを受賞。
幼稚園から、兄の影響でサッカーを始める。
帝京第三高校出身、趣味は 海を見ること。
モットーは、「言葉より態度」


「終わりに…」

 この「HOSEI HEROES」はサッカー班2年が、紙面では載せきれない、選手の奮闘・想い・素顔を多くの方に伝えたいとの想いから始めました。
  この1年、普段ピッチで見る選手とはまた違う、同じ“学生”の素顔、そして何よりサッカーが好きという熱い想い、自分の信念を持った考え…に毎回毎回、取材という立場を忘れ感動させられっぱなしでした。
  更新が不定期で、滞ってしまった部分が多々ありましたが、サッカー部のみなさんのご協力のもと、続けてこれました。本当にありがとうございました。中でも主務の丑澤選手には、大変お世話になりました。心よりお礼を申し上げます。
 今回を持ちまして、HOSEI HEROES〜2003〜は終了致します。尚、今後はHOSEI HEROES〜2004〜を展開していく予定でおります。どうぞ楽しみにお待ちいただければ、幸いです。
(サッカー班一同)


※HOSEI HEROESで、選手のみなさんへ聞いてみたい質問、その他、要望などございましたら、どしどしメールにてお知らせ下さい。感想もお待ちしております。

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HOSEI HEROES

〜vol.5 今井 崇量学生コーチ〜

HOSEI HEROESでは、普段ピッチの中では見れない、法大イレブンの素顔をお伝え致します!!第5回目は、今年のチームはこの人なしには、語れない!法大のチームを、まとめ支える今井崇量学生コーチ(経4)です。


チーム1のしっかり者!今井学生コーチ
はじめは、コーチの枠にとらわれていた

ーーー学生コーチっていうのは、今年からできたんですか?

昔、もう何10年も前の、黄金期って言われてた時はいたらしいんですけど、今は僕一人ですね。

ーーー練習メニューは、今井コーチが決めてるんですか?


そうですね、長いシーズンを通して、リーグが関係ない時期は、僕が中心でやったりだとか…でも、時期が近くなってくると川勝さん中心に、サブ的に僕がプラスアルファー付け加えたりっていうのはしますね。

ーーーやっぱり、選手から学生コーチに変わる時にきっかけだったり、何か決断はあったんですか?
そうですね、やっぱり最初ずっと言われた時からは、自分もまぁ、もっとサッカーやりたいっていう気持ちのほうが強かったんで、ちょっと悩んでた時期もあったんですけど、徐々にチームがはじまるにつれて、やっぱり、どうしても1部に行きたいっていう気持ちのほうが強かったんで、監督もどうしても必要だとおっしゃってて、僕がやれれば、やってみようかなっていう感じでしたね。

ーーーはじめは、とまどいとかはなかったですか?
最初はやっぱ、力んで、どうしてもコーチっていう枠にとらわれてて、みんなにサッカーを教えなきゃいけないっていう気持ちが強くて、自分で勘違いして…選手の時はそんなに上手くもないのに、自分がコーチできる訳ないって思って…それで困ってた部分もあるんですけど、何かを教えるっていうのはやっぱ、川勝さんもそうですし、いろんな人がいて、その中で自分も選手とは立場が違いますけど、一緒になって作っていけるような、先頭に立ってあげられるようなっていう…どうしても選手でやってると、どうしても常に自分のことを考えないと、スポーツ選手はダメなんで、その中でチームのためにやれるのは、僕であったり4年生中心だったりとかいないとダメかなぁって思うようになりましたね。


練習での真剣なまなざし!(城山Gにて)
自分が選手の立場でやってきたからこそ、分かる部分がたくさんある

ーーー1選手としてと、学生コーチとは、何が一番違いましたか?

根本的に違うのは、1年から選手としてやってきた時は、もちろん応援もしてますけど、やっぱりここに出たいなっとかいう気持ちがあったと思うんですね。でも今年は、そういうのは全く持ってないんで…。それ以上に、ここを修正する部分があったりだとか、そういう視点で試合を見てるので、そこが一番違いますね。

ーーーコーチとして心がけてることはありますか?
何か、大きなものはないですけど、何かあまり表情とかは明るくしようとかは思ってますね。例えば、練習中トラブルがあったとしても、常にやっぱ冷静でこう判断してあげないと、こっちが焦っちゃうと選手にそれが伝わっちゃうし、常に自分が冷静でいるっていうのは、心がけてますね。

ーーー何かコーチの勉強はしてるんですか?
僕の場合、中・高と選手だけで練習を決めてやってたので、練習メニューを決めたりするのは別に苦でもなくて。今まで、大学でやってきた練習の中で掘り起こして、同じのだとみんな飽きますけど、ちょっとアレンジしたりだとか…自分がこう、選手の立場でやってきたからこそ、分かるっていうのが大きいんで、あんまり本を読んだり、とかはないですね。

ーーーコーチのほうはやっぱり難しいですか?やりがいのほうが大きい?
そうですね、難しいからこそ、やりがいがあるんで、選手を集めて、このメニューをやろうって思っても顔見て、疲れてるなって思ったらアップを変えたり、天候とかにもよりますし、前もってこれをこうしよう、って全部決めていくと、上手くいかないことのほうが、多いと思うんですよね。だから常に、レパートリーを持って、こう臨機応変にやっていこうっていうのは、ありますね。


チームにいなくてはならない、法大の心臓
サッカーで、人間的にすごく成長した

ーーーサッカーをはじめたきっかけは ?
小学校の時、ずっと野球やってたんですよ。で、小学校5年生の時に転校した学校で、サッカーが流行ってて、一緒になってサッカーやってたのが、たぶんきっかけですね。

ーーー寮に、1〜4年間いたのは、4年生の中で、今井コーチだけって伺ったんですが…


寮生活なんていうのは、社会人になっても、そうないじゃないですか。もっと自由になりたいとは思うんですけど、そこで学べるものは大きいんじゃないかなっていうのは、1年の時、仲良くしてもらった4年生とかを見て、いろいろ話を聞いたりして…でも僕も最初のほうは、家も探しました(笑)

ーーー高校と大学サッカーの違いは、どこにあると思いますか?


全然、レベルが違いましたね。もう、スピードからフィジカルから、テクニックから全部、違いますし、一番違うのは、やっぱ自分で考えてやるってことじゃないですかね。何でこれをやらされてるのかって、やらされてるのかを考えれば、自分からやるっていう姿勢に変わると思うんですよ。そこが一番大切で、高校とかはそういうことは教わらないけどもやらされて、上手くなっていったりとか、逆にユースだと、けっこうそういうことを考えさせられてやってくる選手も多いので、そういう面でまた違いますね。

ーーー現時点で、大学4年間サッカーをやってきての収穫は?
サッカーはもちろんだし、人間的にすごい成長しましたね。スポーツ何かっていうのは、こう人間を作っていくものなんだなぁっていうのは実感しますね。みんなでやっていく中で、いろいろあるじゃないですか、それを繰り返し、繰り返しやっていくと、人間を作っていくなぁっていうのは実感しますね。

ーーー大学1〜4年、自分で何が一番変わったと思いますか?
人前に立てることができましたね。もともと別にイヤじゃなかったんですけど、けっこう緊張しやすいんで(笑)思ったことを、なるべくみんなに上手く話せるようになったかなぁっていうのはありますね。

来年のチームがどんなになっていくか、すごく楽しみ

ーーー法大の今の強さはどこにあると思いますか?
もう本当に、今、練習でやってることが、形になってできているので、もっともっと、今年を土台にして、プラスアルファーやって欲しいなぁって。やれる限り…やっぱこれだけ一生懸命やってれば、上手くもなるし、強くもなるんだっていうことを証明してあげたいなって。今まで、結果が出なかったと年だとやっぱり一からやり直しってのが、多かったんで。それだと1部にいって、上位にいて、また強いチームを作ろうっていうのは難しいですから…。やっぱりとりあえず1部にいって結果を出して、そこからまた今度は3年生たちが、自分たちの足で一生懸命やれば、来年強くなると思うんで、そういう土台を作れればいいなぁっていうのはあります。

ーーー4年生だからこそ、みんなついてきてくれるなぁって感じますか?
感じますね。今年の3年生はやっぱり例年にない、3年生だと思うんですよね。本当に、一生懸命、頑張るし、協力するし、練習以外のグラウンドの中以外では、下の1〜2年生をよりよくまとめてくれて、俺らが進んでいく方向に導いてくれたりっていうのが…どうしても、一番上になってみると、下はお説教にしか聞こえないじゃないですか、それを上手くなだめてくれるのは3年生ですし、そういう面で、3年生に感謝ですね。

ーーーじゃあ、3年生のことは心配しないで、卒業できるかなぁって感じですか?
もう、全然心配ないですね。もう、逆に楽しみですね。来年、どんなチームを作っていくのかなとか、どんなチームになるのかなぁって。やっぱりチームを作っていくのは、楽しいなぁって思うんで…。みんなどっかで、4年生はそれを感じてると思うんですよ。受身になってやってたりするとどうしてもよくないんで…。どんどん前に出て、いい意味で前に出てどんどん動くと何でも楽しいと思うんですよ。だから、そういう風に3年生がもしやったら、チームカラーも変わるだろうし、別のチームになるかもしれないですけど、すごく期待していますね。

〜取材後記〜  とにかく、チームを第一に考え、法政というチームを心から愛しているという印象をものすごく受けました。本当に、同年代なのかと思ってしまうほど、考えが大人で、ただただ自分の未熟さに恥ずかしくなってしまいました。今年の法大の強さの原点を、しかと見てきました!!

◇今井 崇量(経4)
いまい・むねひろ
1981年7月15日生まれ
学生コーチ・170cm・65kg
今年から学生コーチを務め、まさに法大のキーパンソン
小5頃からサッカーをはじめる
法政一高出身
               

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HOSEI HEROES

〜vol.4 丑澤 準一選手〜

HOSEI HEROESでは、普段ピッチの中では見れない、法大イレブンの素顔をお伝え致します!!第4回目は、主務として、最上級生としてまさにチームを守り、支えるGK丑澤準一選手(社4)です。


法大の守護神、GK丑澤準一
どれだけ一致団結して、自分を犠牲にできるかが大切

ーーー前期は失点0の試合が続いて、プレッシャーはなかったですか?

いやぁ、プレッシャーっていうより、どっちかっていえば何か上手くいきすぎてるかなぐらいの感じで(笑)いろいろ分析すれば、0点ながらも悪い面はいっぱいあったんですよ。前期、それをいかに出さないかってのを見てたんですけど、最後のほうでボロが出ちゃいましたね。

ーーー丑澤選手が思う、1部昇格に必要なものって何だと思いますか?やっぱ今年のスローガンにもあるんですけど、どれだけチームで一致団結できるかっていうのが、これから課題になってくるのかなって。俺はまだ何年だからいいやって、ちょっと軽い気持ちのヤツがいると難しいっていうのは…みんな同じ気持ちで、自分をどれだけ犠牲にしてできるかっていうのが大切だと思いますね。

ーーーサッカーをはじめたきっかけは?
わりかし、運動はできたほうで(笑)小学校4年生くらいの頃なんですけど、友達と草サッカーっていうか、適当なサッカーをやってたら、たまたま町のクラブがあったんですけど、入ってみないかって言われて。

ーーーポジションはずっとGK?
最初はフィールドやってたんですけど、身長がでかいほうで、小6の時、160ぐらいあったんで(笑)キーパーの人が休んだ時に、でかいからやれみたいに言われて、それまでFWやってたんですけど、そこからたまたま大会で優秀選手に入って、東京選抜に入っちゃったんで…それがなかったら今頃サッカーやってなかったですね。それでまぁ、中学の時、ちょっとみんなでヴェルディの試験受けに行こうって、遊びがてら受けに行ったら入っちゃったんですよね。


積極的な飛び出しの速さ、コーチングは圧巻!
GKは、気持ちが一番。フィールドの選手にはできない専門職

ーーーFWは10回に1回決めればいいところを、GKってポジションは10回に1回のミスでも非難されるじゃないですか、このポジションの難しさはたくさんあると思うんですが…
まぁ、毎回FWやってりゃよかったなぁとは思うんですけど(笑)今言った通り、9回どんなファインセーブしても、1点入れられたらGKのせいで片付けられるし、逆にFWは9本シュート外しても1点入れたらそのままスターになるし本当、天と地の差なんですよね。でも、他のフィールドにはできないポジションじゃないですか。やっぱ、サッカーの中でも専門職っていうか…一番の支えは試合で勝った時の、陰ながら自分のおかげで勝てたんだってひそかに思うのがちょっと嬉しいんですよね(笑)

ーーーGKってポジションは、やっぱり自分の性格にあってるなぁって、感じますか?
そうですね、10年間このポジションやってると、これが一番自分に合ってるなぁって。後やっぱ、これですかね、これが…(胸を叩いて)気持ちが一番。やっぱボールに飛び込んでいくじゃないですか、フィールドの選手にはできないですよ。顔とかそのまま蹴られますからね。

ーーー草サッカーだったらFWやっちゃいます?
草サッカーではGKやれないですね、さすがに(笑)僕、フットサルのチーム2つ掛け持ちしてるんですけど、もうFWで、ガンガン攻めてシュート決めてます(笑)やっぱ、草では本職できないですね。楽しくサッカーって感じで…でも、本気でサッカーできるっていうのは嬉しいですけどね。1、2年の時はまだできると思ってがむしゃらだったんですけど、4年生になるとこう、本気でサッカーできるチャンスがなくなるんで、練習から大切にしていきたいですね。

ーーーJリーグや、海外の試合はよく見るほうですか?
海外のサッカーは僕はわりかしよく見ますね。Jリーグも僕、一応ヴェルディユースなんで、友達もいっぱい出てたり、よく話したり食事に行ったりしてるんで…よく時間がある時は、ヴェルディの試合はよく見に行ってますね。まぁ一応、隠れヴェルディファンって感じで(笑)


1部昇格への想いは誰より熱い!城山Gにて(右)
何だかんだ言っても、やっぱりサッカーはやめられないほど好き
ーーー主務のお仕事は、どんなことをやってるんですか?

いやー大変っすよ(笑)お金の管理から、体育会の本部に書類を出したり、大会のエントリーを出したり…いろいろやってますよ(笑)思ったより大変でした(笑)

ーーー学生と、サッカーの両立っていうのはどうですか?
みんな上手く要領よくやってると思うんで(笑)まぁ、大学生活っていうのは時間がないんで、いかに…自分しだいですよね、本当に。一般学生と比べたら、やっぱ遊ぶ時間、プライベートな時間をサッカーに費やしてるんで、この4年間は普通の大学生がやってるような遊びはしなかったですね。

ーーーやっぱり、遊びたくなった時期はありますよね?
ありましたね、何回か。でも、やっぱサッカー好きなんで、何だかんだ言ってサッカーやめたいとか言っても、サッカーやめられないほど好きなんで…だから楽しんでますね、サッカーで。僕とかはサッカーでストレス発散してるとことかありますからね。主務とか後、学校とかで上手くいかなかった時とか、サッカーで思いっきりやれば気持ちよくなりますからね、パッと!!

ーーーオフの日はどうやって過ごしてるんですか?
フットサルか、もしくは本読んでるのが多いっすね。後、車でドライブしに河原にちょっと一人で行ったり(笑)今、一人暮らししてるんで実家に帰って犬と遊んだり…リラックスしてます(笑)

ーーー親御さんは、よく試合を見に来られてるんですか?
うちの親はたまに来るんですけど、あんまサッカー知らなくて…まぁ自由に育ててくれて(笑)好きなことやれって言われて、サッカーでここまできて、一応、一度決めたことは絶対あきらめんなよっていう風に言われたんで、やるからには最後までやり通すぞっていうのは昔からで…途中で辛いことがあってもやめないっていうのは、自分の中であるし、逆に強みっすね。

サッカーがなかったら、今の自分はない


ーーー4年生で、最上級生として大変だなぁって思うことは?
そうですね、やっぱ4年生なので一応、下級生に言うじゃないですか、言うからには自分ができてないとダメじゃないですか。だから、自分の行動には気をつけてますね。自分が適当なことやってたら、なんでアイツやってねぇじゃんって…やっぱ自分がやることやって、はじめて下の学年に言えると思いますね。

ーーーユースから大学に入って、違いは感じました?
最初、入った時は大学ってこんなもんかって思ったんですよ。ユースの時のほうが厳しかったっていうのもあるし、練習の質とかも高かった気がしたので…まぁ大学って基本的に自主性を主にしながらやっていくじゃないですか、なので自分でやらなきゃ腐る場だなぁって思いながらやってましたね。

ーーーじゃあ、ユースの経験が大学でのサッカーを支えた感じですか?
本当、地道でしたけどね。3年間、下積みのほうがどっちかって言ったら長かったですからね。まぁ、評価されない年のほうが多かったんですけど、自分サッカー好きなんで、もし出た時のことを考えて毎日トレーニングしてましたね。周りはもう、投げ出してるヤツもいましたけど…それじゃあダメかなって、卒業した後も法政大学でサッカーやってたって、誇れない、適当に4年間やってたら大学生活、頑張ってサッカーやってたって誇って言えないと思ってやってましたね。地道にトレーニングしてたのが、最後に上手く残ったんだなって思ってます。もし、そこであの時、何もやってなかったら今の自分はないなってぐらいに…やっぱ積み重ねが一番大切ですね。

ーーーやっぱりサッカーから離れたいなぁって思った時はないですか?
僕はない…ケガした時くらいですかね。ケガしてもう、サッカーができなくて、できなくなるんじゃねぇかってくらい大ケガしたことが、高校の時にあって…その時つらかったっていうのはありましたけど、それ以外ではないですね。

ーーー大学4年間、サッカーをしてきて、今の時点での収穫は?
サッカー=人生から、人間形成から全てなんで、まぁもうサッカーがなかったら今の自分はないぐらいの勢いなんで、全てにおいて、僕自身=サッカーですね。

〜取材後記〜  GKというポジションに誇りを持ち、サッカーが何より大好きという丑澤選手。終始、丑澤選手のそのサッカーに対する熱い想い、考え方全てに感動しっぱなしで、取材という立場を忘れ、本当にたくさん、パワーや、やる気をもらって帰ってきました。丑澤選手の人としての器の大きさを、本当に感じた取材でした。お忙しい中の取材、本当にどうもありがとうございました!!  次回のHOSEI HEROESは、今井崇量学生コーチです。お楽しみに…


◇丑澤 準一(社4)
うしざわ・じゅんいち
1981年6月24日生まれ
GK・178cm・70kg
最上級生として主務もこなし、チームをあらゆる面で支え続ける
前期リーグ、リーグ最少失点、首位ターンの立役者
ゴール前の飛び出しに絶対の自信を持ち、
1部昇格への熱意を誰より燃やす法大の守護神
小4頃から本格的にサッカーをはじめる
南野高校出身(ヴェルディユース)
               


[リーグ戦詳細] [Independence League 2003] [過去の記事]   
[Hosei Heroes  vol.1DF杉本純一選手 vol.2MF原 朋洋選手 vol.3FW荒木洋太選手]   
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