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後期開幕3連勝なるも 課題残す、
笑顔なき勝利

第78回 関東大学サッカー2部リーグ 第10節
法政大学 VS 東海大学

○2004.10/2 12:00 埼玉スタジアム2002第3グラウンド 晴れ 観衆約200人


2
法政大学
1 前半 1 1
東海大学
1 後半 0

 
時間
大学
得点者
アシスト
34分
東海大
川島大樹
36分
法政大
井上 平
小笠原悟史
86分
法政大
市川雅彦

【警告】

35分【東海大】高橋弘章
50分【東海大】日比野 嵩
63分【法政大】木下幸誠
67分【法政大】小笠原 悟史

         
法政大学 東海大学
1 GK  為田聡史(4) 21 GK  堀之内健介
5 DF  秋本倫孝(4) 5 DF  柳澤宏太
11 DF  野木健司(4) 2 DF  高橋弘章
21 DF  小笠原悟史(2) 4 DF  日比野嵩
30 DF  吉田正樹(1) 14 DF  蔓場 努
7 MF  本田拓也(1) 12 MF  座安正通
13 MF  谷田悠介(3)→土岐田(70分) 13 MF  飯島 淳→児玉(60分)
18 MF  蔭地弘貴(3)→木下(62分) 7 MF  堀池勇平→岩田(45分)
22 MF  常盤亮介(2) 24 MF  水田祐輔
9 FW  市川雅彦(1) 9 FW  川島大樹
10 FW  井上 平(2) 18 FW  松田喬志→軽墓(75分)
サブ
12 GK  清野智孝(3) 41 GK  岩田和哲
4 DF  橋元圭一郎(3) 23 DF  小島大和
6 MF  田森大己(3) 3 DF  大井康弘
20 DF  森川宏雄(3) 17 MF  児玉慎二
14 MF  木下幸誠(4) 27 MF  岩田博貴
19 FW  柘植佳孝(3) 10 FW  原崎一平
29 FW  土岐田洸平(1) 19 FW  軽墓浩二
監督
照井博康 今川正浩

※( )は選手の学年です。

<2週間空いて再スタート!>
 天皇杯のスケジュールの関係で、前節から2週間空き再開した関東大学サッカーリーグ。後期開幕2連勝し、首位に立っている法大。だが2位の明治と差は、勝ち点わずか「3」。負ければ順位はすぐさま入れ替わる。そのため油断、気の緩みは命取りになる。2位の明治との差をつけるためにも、ここは着実に勝ち星を積み重ねなければならない。初秋とは思えない猛暑の中、法政のキックオフで試合は開始された。

<先制されるも追いつき、前半折り返す>
 前半開始から法大がパスを巧みにつなぎ、東海ゴールへ攻め寄るが東海DFにカットされ、なかなかシュートを打つことができない。どちらも攻め手を欠きチャンスというチャンスも生まれず均衡した状態が続く。この膠着を打ち破ったのは東海大。セットプレーでの混戦、相手DFのヘディングシュートをGK為田が一度セーブしたものの、ポストに当たったところをすかさず東海FW川島に詰められ、ボールは為田の右腕をすり抜けゴール隅に…前半34分、東海大に嫌な時間帯に先制を許してしまう。しかし“とられたら、きっちりとり返す”のが今年の法大。その2分後のセットプレー、ゴール前の混戦DF小笠原のパスにFW井上がヘディングで合わせシュート!1−1で前半を折り返す。

  <市川の決勝弾 今季8得点目!>
 後半、追加点をあげたい法大。しかし東海に左サイドを突破、ドリブルでゴール前に持ち込まれ、ひやりとする場面が続く。その後も一進一退の攻防が続き、時間だけが ただただ過ぎていく。このままドローで試合は終わってしまうのか…なんとか1点入れて勝ち越したい…。そんな想いがよぎる中、FW市川のヘディングシュートを皮切りに次第に法大の攻撃陣にエンジンがかかり出す。MF本田拓也が縦横無尽にピッチを駆け回り、中央から豪快にシュートをふりぬけば、MF常盤、FW土岐田, DF秋本もそれに続けとばかりにシュートを放つ。しかし、焦りが見え始め、シュートは精度を欠き応援席からは大きなため息だけが漏れる。万事休すかと思われた86分、最後はやはりこの男!市川が井上からのパスを受け相手DFを一人かわし左サイドから、右へドリブルで切り込みシュート!!値千金のゴールを決め、2−1で試合終了。これで市川はリーグ8得点目、得点ランキングの単独トップに立った。
 勝ちはしたものの、今日は負けてもおかしくないギリギリの試合だった。後期は接戦が続き、厳しい試合が続いている。次節の試合までまた2週間空くため、課題を修正し圧倒的な力で勝つ試合を期待したい。

<ここから始まる本当の闘い>
 今節勝利したことで、法大は4位以内が確定、1部昇格が決まった。しかし、ここで「おめでとう」の言葉は言えない。言いたくない。『優勝して一部昇格』この目標だけを胸に、今年の2月からスタートしたこのチーム。例年にない厳しい練習に耐え、朝練も始めた。フィジカル、メンタルともに鍛えチーム一丸となりここまで闘ってきた。今日の勝利で笑顔を見せた者は誰一人いない。今日の試合内容に不満そうな、納得できない、こわばった表情のイレブン。昇格はあくまで優勝への通過点にすぎないのだ。現在2位につけている明治も今日の試合で慶大に勝利したため、勝ち点差は変わらず「3」。また、次節は苦手とする慶大との対戦が控えている。ここ数年、リーグ戦終盤に失速してしまうのが法大。しかし、このジンクスを撃破し、未知数のパワーを秘め「何かやってくれる」そんな想いを強く強く心に抱かせてくれるのが、今年のチームなのだ。法政魂を燃やし続けるイレブンの、法大サッカー部の闘いはこれからが本番だ!

◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康 監督 「よくないね。FWのシュートが少ないし、中盤でパスをもらってからが、もたついちゃっていた。もっとFWらしいというか、ボールをとられそうになっても一回折り返してシュートを狙うとか、もっともっと勝ちにいくっていう気持ちでゴールにむかっていって欲しい。今日パスは回っていたけれど、中盤からゴール前までが、まだ崩しきれなかった。うちはまず守備から入っていくチーム。土台は安定してきたから、その上に攻撃力が必要。東海はあまりやりやすい相手じゃないけれどいつもよりは、うちはやりやすかったと思う。」
・GK為田聡史 主将(4年) 「今日の試合は見てる人にとっても、全然楽しくなかった試合になってしまったと思う。全力でプレーして負けたら仕方ないと思うけれど、今日は自分たちのプレーができてないからまず自分たちのプレーを100%出すことが大切だと思う。僕にとっても大学でのサッカーは残り4試合だから自分たちがやってて楽しいサッカーをしていきたい。残り4試合からが法政は弱いから気をひきしめていきたい。」
・DF秋本倫孝(4年) 「今センターバックをやっているが、自分のプレーが何も出来ていないのでもっと改 善しなければならない。相手のゴールキックをヘディングで押し返すプレー なんかをもっとやっていきたい。」
・MF本田拓也(1年) 「(常盤選手とはボランチのコンビとしてどんな話し合いをして試合に臨まれましたか?)ときさんとは、どっちが攻めてどっちが守るとかじゃなくて、試合の状況に応じて声を掛けてやろう!っていうのは試合前とか練習の時とかに話していました!(後期に入って試合をこなすごとにボールに触れる回数が増えてきているように見えるのですが…)そうですね、今日の試合は後期入って一番体も軽かったしまわりも見えていました!(自分がどういう時にボールを欲しいっていうのを、チームで話したりしたんですか?)チームには言ってはないんですけど、サイドやイチ(市川)、サイドバックでつまった時に顔を出すように意識して展開するようにしています!」
・MF谷田悠介(3年) 「今日は自分的には調子が良かったので、足がつって交代することになってしまった のは悔しい。最後までプレーしたかった。次の慶応大は、しっかり自分たちのサッ カーができれば勝てる相手だと思うので、頑張っていきたい。負ける気はしない。」
・FW市川雅彦(1年) 「(シュート本数が少なかったですが、フラストレーションがたまる試合ではなかったですか?)勝ったのでフラストレーションはないです!(後期に入って接戦が多いですが勝ちを拾っていくためにどういう気持ちで試合に臨んでいますか?)自分が早めに点をとって試合を楽にしたいっていう気持ちですね。(現在、得点ランキング1位ですが…)1位になると追われる立場になるので次節2点、3点とっておきたいです!」
・FW井上 平(2年) 「先制されてもあの時間帯に貪欲に得点を狙って、取れたことは良かった。今日は暑さもあって疲れてしまったので、スタミナ面に課題がある。スタミナがあれば、足元とかもっと良いプレーができると思う。(後半の左サイドでのプレーについて)自分の持ち味はパスを出すこと。土岐田が良いプレーをしてくれたのでやりやすかった。次節まで勢いを落とさないようにしたい。」
・FW土岐田洸平(1年) 「監督には、前線で動き回ってタメを作れと言われて試合に出た。他の1年生も結構活躍しているので自分も出れて良かった。負けず嫌いなので試合に出たかった。ここ2、3週間、調子が上向きだったので、少しだけ『出られるかな〜?』と思っていた(笑)」」


★現在順位: 1位〔→8勝1分1敗・勝点25・得失点差+12〕

 

■次節の対戦■

10/17(日)vs 慶應大 in 川越 12:00〜キックオフ!!


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2位以下を突き放す、大きな勝ち点3!
専大戦勝利!!

第78回 関東大学サッカー2部リーグ 第9節
法政大学 VS 専修大学

○2004.9/18 12:00 古河市立古河サッカー場 曇 観衆約180人


2
法政大学
0 前半 0 0
専修大学
2 後半 0

 
時間
大学
得点者
アシスト
70分
法政大
本田拓也
蔭地弘貴
72分
法政大
市川雅彦

【警告】

29分【専修大】野村直幸
31分【専修大】山田 直
36分【法政大】吉田正樹
44分【専修大】池田末廣
51分【法政大】本田拓也

         
法政大学 専修大学
1 GK  為田聡史(4) 53 GK  徳永雅俊
5 DF  秋本倫孝(4) 23 DF  山田 直
11 DF  野木健司(4) 3 DF  中垣雅博→加賀山(76分)
21 DF  小笠原悟史(2) 12 DF  佐藤勇満
30 DF  吉田正樹(1) 2 DF  倉石圭二
6 DF  田森大己(3) 7 MF  太田考道→遠藤(86分)
7 MF  本田拓也(1)→常盤(76分) 45 MF  野村直幸
13 MF  谷田悠介(3)→菊岡(85分) 6 MF  栗原俊樹
18 MF  蔭地弘貴(3)→小助川(88分) 8 MF  池田末廣
9 FW  市川雅彦(1) 9 FW  根本知治
10 FW  井上 平(2) 10 FW  榊田勇輝→荒田(57分)
サブ
12 GK  清野智孝(3) 34 GK  半田浩平
2 DF  稲垣貴之(2) 4 DF  小堤良太
23 DF  本田勇太郎(2) 19 DF  小池央祐
22 MF  常盤亮介(2) 5 MF  吉田紘史
25 MF  小助川慶太(2) 33 FW  荒田智之
27 MF  菊岡拓朗(1) 51 FW  遠藤好孝
19 FW  柘植佳孝(3) 18 FW  加賀山慎
監督
照井博康 吉川和正

※( )は選手の学年です。

<チームに勢いをつけるためにも>
  前節で明大が専大に負けたため、首位に浮上した法大。まだ上位校との対戦が残されているので着実に勝ち点3を奪って、今の内に二位以下を引き離しておきたい。しかし、冒頭にもある通り、専大は明大に勝って勢いに乗っている。決して油断して勝てる相手でもない。しかし、そんな試合前の予測とは裏腹にお互いが慎重になっているのかロングボールを蹴り合う展開が続いてしまう。専大はスピードのある榊田を走らせるか上背のある根本にロングボールを当てるという方法を狙っているようだった。初めはDFからのフィード一辺倒だったものの、テクニックがありパスの精度も高い太田や栗原を上手く経由されると、上手くボールが供給されるシーンもあった。しかし、ハイボールに関しては秋本のヘッドでことごとく跳ね返し、ポストプレーさえさせないような激しいディフェンスを見せた。小笠原も毎試合に近い状態でセンターバックのパートナーが代わるものの秋本の長所を上手く引き出した。小笠原自身もラインの裏に流れそうなボールはキチンとカットし、ラインもしっかりと整えて危なげなく対処し続けた。初出場の吉田も無難なプレーに終始せず、果敢な飛び出しも見せた。

 フィードのシーンでは2トップとの意図が合わず、井上、市川が相手DFの後ろからボールを追い掛けざるをえない場面が何度かあったが、試合が進むにつれ、彼らとの息も合っていった。チャンスは前半を通して、両チーム共に少なく、ラインの裏にボールが通る事自体無いに等しい状態だった。前半30分に市川がラインの裏に抜け出すシーンもあったがファウルで止められてしまう。本田(拓)が得たFKを井上が狙うも惜しくもバーの上を通過。プレスは全体的に激しいものではないもののキチンとボールを繋ぐ事は出来ず、歯がゆい状態のまま前半が終了。

<試合は後半に動き始めた>
 後半開始直後、本田が遅延行為でイエローカードをもらってしまう。チームの心臓なだけに累積による出場停止は気を付けなければならない。この試合、本田は田森とのボランチのコンビも徐々に向上しつつあり、前節の青学大戦に比べてもボールがよく回ってきていた。そんな中、前半から再三サイドを突破していた蔭地がまたも右サイドで相手DFを2度の切り返しで完全に振り切り、ゴール前に柔らかいセンタリングを供給するも合わせきれず得点には繋がらない。法大の攻勢が続く。左サイドで谷田がキープし吉田に繋ぐ、そして本田にパス。本田はペナルティエリア内の蔭地にパスした直後に自身はペナルティエリア内に進入。そのパスを一度は相手DFがクリアミスするも蔭地が見逃さず、ボールを奪い返し、走り込んだ本田に渡す。本田はゴール右隅に確実に決め、待望の先制点を得た。引き分けも考えられた試合展開だっただけに大きな一点だった。すぐに歓喜の輪が広がった。意外な事に本田は初ゴールだったためか、その輪の中心で眩しい笑顔が弾けた。

<貴重な勝ち点3、そして…>
 そうこうしている内に相手キックオフから始まったはずのグラウンドに視線を戻すと左サイドをフリーでドリブルし、駆け上がる市川がいた。吉田から上手くボールを受け、左サイドに飛び出したのだ。そのままペナルティエリア内まで独走し、追い付いてきたDFをものともせず、ニアサイドを打ち抜き、追加点をあげた。それはチームとしても個人としても貴重な一点であった。試合を決定付ける一点であり、得点王レースのトップに並ぶ一点でもあった。先制点を奪われて気落ちした一瞬を突いた見事なゴールだった。その後は専大もセットプレー、パワープレーでチャンスを作るものの決めきれず、試合終了。その後の試合で、明大が青学大に引き分けた為、結果的に大きな勝ち点3を得た事になった。これから、後々に上位校との対戦が待ち構えているが優勝を目指すにはどこにも負けるわけにはいかない。後期は変則日程で次の試合までの間に二週間ある。チームとしても個人としても、更なる高みを目指すためにも、一部でのプレーを目指すためにも、常に上を見据え、貪欲にプレーし続けていってほしい。

◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康 監督 「前半は耐える時間が続いたけれど、後半はよく展開していたと思う。前半、ミドルシュートやセンタリングしたボールに対し中からシュートを打ったり合わせたりできてなかったから、ハーフタイムでは、シュートを打っていくようにといったことを話しました。(次の試合まで2週間空くのは)ケガ人もいるからこの期間あるのはうちのチームにとってよく働くと思う。先週の試合よりは随分よくなったから、このまま上向きにいきたい。去年のこともあるから、1位っていうことは全く意識に入れていない。今は一戦一戦、勝つことだけを考えています。」
・GK為田聡史 主将(4年) 「まず、無失点で試合を終えられたのが嬉しい。今日は本当にDF陣が頑張ってくれた。相手FWの特徴は分かっていたのでミーティング等で対策は事前に立てられた。それを元に、試合前から試合中も選手同士が話し合って指示を出し合って上手くやってくれた。ただ、欲を言えばもっと早い時間に試合を決定付けたかった。0対0の状態というのは疲れるし大きな負担になるから。」
・DF小笠原 悟史(2年) 「(センターバックで組むパートナーがよく代わりますが、違いはあるのでしょうか?)ラインの上げ下げだったりの指示をするのは、秋本さんと一緒の時は話し合って考えながらやってます。田森さんと一緒の時はどっちが指示するとかは、決まってたりする事はない。自分はヘッドはそんなに強くないので、秋本さんが競った際のこぼれ球やカバーリング、ラインの裏へのボールのケアを注意している。 」
・DF吉田正樹(1年) 「初出場だったが練習通りに出来たと思う。試合前に守備に関しては『カバーリングはしっかりやれ』と指示されていた。ラインは小笠原さんを見て、合わせるように気を付けていた。攻撃の時は「中盤がボールを持ったら、どんどん飛び出していけ」と言われていたので結構好きにやらせてもらった。」
・MF本田拓也(1年) 「リーグ戦初得点だったので嬉しかった。ああいう時間帯に得点できて、チームを波に乗せることができたと思う。(ボランチの田森さんとは)試合中に声をかけるなどして、試合をするたびに上手く連携が取れるようになってきている。今日は前節よりもボールにさわれた。次節まで2週間ある。3連勝がかかった大事な試合だが、追われる立場としてのプレッシャーはない。」
・FW市川雅彦(1年) 「2点目は、コースが空いていたのでとにかく打った。得点は、後期からは毎試合点を取るって自分の中で決めている。前半はシュートもあまり打てなかったから、後半は早めの時間帯に点を入れて楽に試合をしたいと思っていた。(2トップのコンビについて)平さんがちょうどいいところにボールを落としてくれるからすごくやりやすい。今のチームの雰囲気はみんなが『絶対に勝ちにいく』といった勝ちにこだわる雰囲気ですごくいい感じでやれています。」


★現在順位: 1位〔→7勝1分1敗・勝点22・得失点差+10〕

 

■次節の対戦■

10/2(土)vs東海大 in埼スタ2002第3グラウンド 12:00〜キックオフ!!


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最高のスタート!
劇的勝利で首位奪取!!

第78回 関東大学サッカー2部リーグ 第8節
法政大学 VS 青山学院大学

○2004.9/11 14:10 江戸川区陸上競技場 晴 観衆約400人 


2
法政大学
1 前半 1 1
青山学院大学
1 後半 0

 
時間
大学
得点者
アシスト
8分
法政大
井上 平
蔭地弘貴
32分
青学大
扇塚耕一
89分
法政大
市川雅彦
井上 平

【警告】

44分【青学大】田坂 祐介

         
法政大学 青山学院大学
1 GK  為田聡史(4) 1 GK  橋詰卓実
3 DF  流田雄一郎(4)→菊岡(67分) 22 DF  松井 直→篠原(77分)
6 DF  田森大己(3) 17 DF  島本隆史
21 DF  小笠原悟史(2) 32 DF  川鍋良祐
5 DF  秋本倫孝(4) 26 DF  高津尚利
7 MF  本田拓也(1) 24 MF  内田一城→田中(80分)
11 MF  野木健司(4) 28 MF  田坂祐介
13 MF  谷田悠介(3) 6 MF  船津達哉
9 FW  市川雅彦(1) MF  扇塚耕一
10 FW  井上 平(2) 8 FW  対馬浩之
18 FW  蔭地弘貴(3)→小助川(83分) 10 FW  松江克樹→乙部(87分)
サブ
12 GK  清野智孝(3) 12 GK  池田有志
2 DF  稲垣貴之(2) 19 DF  清水 豊
23 DF  本田勇太郎(2) 20 DF  田中基彦
22 MF  常盤亮介(2) 14 MF  塩沢 昴
25 MF  小助川慶太(2) 30 MF  大城 晋
27 MF  菊岡拓朗(1) 31 FW  乙部俊輔
19 FW  柘植佳孝(3) 13 FW  篠原一生
監督
照井博康 田口知博

※( )は選手の学年です。

<いよいよ後期開幕>
 2部優勝での1部昇格を目指し、どうしても勝っておきたい後期の初戦。相手は青学大、3ヶ月前に行われた選手権予選での敗戦の借りを返すためにも、勝たなければならない相手だ。この日江戸川で行われた第一試合で、優勝への1番のライバルとなる明大が負けた。勝てば1位が入れ替わる!!法大らしい攻撃的なサッカーが見られるか!?

  <練習の形が成果に>
 法政は3トップ気味の4−4−2でキックオフ。その形が前半早々の先制点を生んだ。8分、市川が左サイドから蔭地にセンタリングを上げると、蔭地が中央にいる井上に折り返し、井上がヘディングシュート!!練習していたという形が見事に決まり、1−0と法大がリードを奪う。その後法大はCKでセットプレーからの得点を狙うが、追加点をあげることができない。すると32分、青学大にCKをクリアしたところを上手く詰められ同点にされてしまう。これで試合の流れは青学大へ。しかし法大は我慢して耐え、前半を終了した。

<同点で勝ち点1かと思いきや…!!>
 後半は両チームともなかなかゴールまでいけないこう着状態が続いた。そこで法大は試合の流れを引き寄せるため、素早い動きとパスが持ち味の菊岡を流田に代えて投入。すると徐々に流れは法大へ。6本連続CKでチャンスが続くが得点は奪えない…、しかし法大イレブンの意地がドラマを生んだ。89分、途中交代で入った菊岡が起点となり、最後は得点王を狙う市川が右足で押し込みゴール!!法大は劇的な勝利で後期初戦を白星で飾った。


<専大戦に向けて>
 初戦を白星発進できたのは、とても大きい。選手たち、関係者、ファンと全員が願う優勝の2文字を達成する為に、良いスタートが切れた。しかし次の相手は、見事な逆転勝利で明大に勝利した専大だ。次の試合もしっかり安定した試合運びで連勝してもらいたい。また、1年生ながらもうチームの軸となっている市川、本田に期待したい。



◆監督・選手の試合後のコメント◆








・照井博康 監督 「今日は全然ダメだった。運動量も少ない、シュート数も少ない、パスがつながらない。前半1点取って、それから2点、3点…と点を取っていかないと…。でも最後の最後で粘って1点とったのはすごくよかったし評価したい。選手に聞いたら緊張とかもあったみたい。今回で首位になったことは意識していない。次までに修正しないといけない点が多い。まだまだです。」
・GK為田聡史 主将(4年) 「とにかく勝てたことが大きい。勝ち点3と勝ち点1だと全然違いますから。青学は1対1も強く、むこうのほうがうちより調子がよかったと思う。でも、こういう形で勝利を収められたことは、これからのいい流れにつながるしチームの勢いにつながる。『最後まで絶対あきらめない』っていう気持ちで今日は勝ったと思う。DF面ではマークのズレだったりまだミスが多いからそこを修正していきたい。」
・MF本田拓也(1年) 「ユニバ後、初の試合ということもあって緊張した。判断やパスも上手くいかなくてドリブルしてはボールを取られる事もあった。そこが反省点です。田森さんとのボランチのコンビはあまりやった事がなかったので攻守の役割分担が上手くいかなかった。特に攻撃時が上手くいかなかった。」
・MF菊岡拓朗(1年) 「今日は自分が出てから流れが変わればいいなと思っていた。最初は慣れなかったけど、だんだん良くなった。決勝点に絡むことが出来て嬉しい。(次の専大戦は)首位になったので、このまま行きたい。」
・FW市川 雅彦(1年) 「緊張はなかったが、久々の90分の試合だったのであまり動けなかった。点を取るのが仕事だが、ボールをもらえなかったり裏への飛び出しができずにチームに迷惑をかけた部分もある。得点は井上さんが良いボールを上げてくれたので『後は押し込むだけだ!』と思っていた。今は首位でも負けたらすぐに抜かれる。自分が点を取れれば勝てると思う。」
・FW井上 平(2年) 「自分の調子は良いとは言えないが、遠征からずっと固定でやってきた市川との2トップで上手く連携が取れて良かった。先制点はホント気持ち良かったです。勝てた事が何よりです。」
・FW蔭地弘貴(3年) 「今日は暑くてバテた。先制点のシーンは練習でもないようなキレイな形で決めてくれて良かった。それまでのプレーがあまり良くなかったので『あのシーンではきちんと折り返さないと!』って感じだった。途中から出て試合をかき回すのも楽しいけど、やっぱり先発はプレーにたくさん絡めるので楽しい。」


★現在順位: 1位〔↑6勝1分1敗・勝点19・得失点差+9〕

 

■次節の対戦■

9/18(土)vs専大 in 市立古河サッカー場 12:00〜キックオフ!!



[リーグ戦詳細] [Independence League 2003] [Hosei Heroes] [過去の記事]   
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