スポーツ法政 on the WEB

HOME記事一覧速報掲示板広告主募集定期購読スポ法とは last updated 12月17日
ホームバレーホーム03年全日本インカレ

全日本インカレ3位!久々の上位進出

<12月14日(日) 東京体育館>


法政大学
27 1セット 25
亜細亜大学
25 2セット 22
25 3セット 21

 ついに今大会最終日がやってきた。法大は準々決勝で大阪商業大を破り、準決勝で東海大に破れたが、3位決定戦まで残ることが出来た。ここまで来ただけでも、近年の成績から見て大躍進と言っていいだろう。しかし、いい形で今年を終え、来年につなげるためにも負けられない。
 相手は秋季リーグで2連勝中の亜大。相性はそれほど悪くはない。第1セットは流れをつかみ切れないものの、我慢して終盤までもつれ込む。終盤、相手のミスが続き大事な最初のセットを取った。第2セットも一方に流れが行くと思いきや、また追いつくといった接戦が続く。しかし、相手のミスにつけ込み鈴木、今(こん)などのスパイクでこのセットも奪う。第3セットはセンター福島の1人時間差などセンター線が決まりだす。しかし、このセットもまた20点まで競り合いが続く。だが、最後は鈴木のサーブポイントで勝利を手にした。この瞬間全日本インカレ3位が決定した。法大がメダルを獲得するのは97年以来の準優勝以来。この試合でのMIP賞(最も印象に残るプレーをした選手に与えられる賞)には主将の鈴木が選ばれた。この試合では亜大のミスにも助けられたが、法大も集中力を切らさずに最後まで戦い抜いた。
 今年は春・秋リーグ戦では惜しくも上位リーグに進めず、大勝ちすることがで出来なかった。しかし、6月に行われた東日本インカレで3位、そして今回の3位と確実に力があることを証明した年でもあった。いい形で今シーズンを終え、いよいよ来年は「優勝」への期待が高まる。元々、能力の高い選手が多く、力のある法大が大暴れする可能性は高い。

コメント

吉田監督:「今日は是非勝ってメダルを取ろうと。昨日の試合の切り替えが出来ていた。多少ミスがあったが、自分たちのバレーが出来た。終盤に集中してやってくれた。メダルが有ると無いとでは全然違う。来年以降の良い経験となった。これからは自分たちの力をいかに出し切るか。この成績で(気持ちが)マンネリ化してしまうから、気持ちをいかに持っていけるかが大事。」

鈴木主将:「(−今日はMIP賞を取る活躍−)みんなのおかげです。亜細亜には最近勝っているのである程度自信はあった。(−3位という結果−)うれしいです。(−今大会良かったところ−)自分たちのバレーをやれば勝てる。(−これから−)行ける所まで上目指してがんばる。」

中西副主将:「今日は理想的な試合。(今大会は)リーグ戦とは違いトーナメント戦で、モチベーションが高まっていた。東海大戦は反省が多いが、大商大(大阪商業大)戦はみんなの自信がついた。(−これから−)3年だから、若いからともう言われないから、気合を入れて練習する。」

安部副主将:「3年以下のチームでよくここまでこれたなぁと。(−今大会振り返って−)粘りが出てきたことで勝率が上がった。東海大戦は力を見せ付けられた。決勝まで行きたかった。」

センター福島選手:「(−3位という結果−)うれしいです。(−今大会、一人時間差やブロックで活躍−)最近セッターと合って来た。(−来年−)来年もベスト4以上を狙う。」

鈴木が猛打賞受賞!

 今大会の個人賞で主将の鈴木が猛打賞(スパイク決定本数が一番多い選手に与えられる賞)を受賞した。秋季リーグでも同じ賞を受賞しており、今大会もチームを支え、チームを引っ張った。特に鈴木のスパイクで圧巻だった試合は大阪商業大戦だろう。ネットから離れたトスを抜群の高さから打ち抜き、会場を沸かせた。そして、この試合では30本近くのスパイクを決め勝利に大きく貢献した。「持って来い」とトスを要求し、決める姿が何度も見受けられた。今大会の法大の活躍は鈴木以外の選手の活躍もあったが、やはり鈴木抜きには語れない。それほど大きな存在だった。


決勝を前に、東海大に敗れる

<12月13日(土) 東京体育館>


法政大学
23 1セット 25
東海大学
15 2セット 25
13 3セット 25

 昨日の大激戦を制し、今日はいよいよ準々決勝、決勝を賭けた戦いとなった。相手は関東大学1部リーグで戦っている東海大。リーグ戦では苦戦が続いていたものの、昨日の勝利で勢いがある法大がどこまで食いついていけるかが勝利のポイントだった。
 第1セットは序盤からミスが続くが要所でスパイクを決め、終盤まで競り合う。しかし、勝負強さで東海大が勝り、1セットを取られる。2、3セットでは法大のバレーが全く出来なかった。得点源である鈴木などのスパイクが何度と無くワンタッチされ、スパイクをなかなか決められない。逆に東海大のコンビバレーにブロックの的を絞りきれずブロックを2、3セットで1本も出来ない苦しい展開。スパイクをことごとく決めらる格好となった。結果的にはリーグ戦と同じような戦いとなってしまった。
 準決勝で敗れはしたものの、まだ3位決定戦が残っている。97年の準優勝以来遠ざかっているメダル獲得へ向け、明日は何としても勝利を掴む。

コメント

吉田監督:「(試合前には何と選手たちに言ったのか?)昨日めいっぱいやってるから、自分たちのバレーをしようと。(ここまで来た要因は?)どちらかというと、ミスが少なく昨日のように高さで勝って来れた。」


フルセットの末、大商大破り、準決勝進出!

<12月12日(金) 東京体育館>

           

法政大学
25 1セット 20
大阪商業大学
25 2セット 22
22 3セット 25
20 4セット 25
17 5セット 15

 今日の相手、大阪商業大学(以下、大商大)は昨年のこの大会で4位という好成績を残した関西の強豪校である。法大が今まで戦ってきた相手とは格段にレベルが違う。相手得意のコンビ攻撃をいかに止めて攻撃できるかに法大の勝利がかかっていた。
 第1セット、第2セットは法大の理想のプレーが出た。相手のスパイクをしつこくブロックし、シャットアウト、またはつないでスパイクで決める。このような攻撃が持続的にでき、流れを完全に引き寄せた。1、2セット合わせてセッター中西は5つ、センター福島は3つ。ことごとくシャットアウトして見せた。そして、ワンタッチボールを何度もリベロの安部が拾い、攻撃につなげ、一気に2セットを連取した。
 しかし、それからは大商大が意地を見せる。1,2セットではブロックされていたパイクを次第に決め始め、得意のコンビも決まりだした。法大は何とか、あと1セットを取るために食いついていったが、逆に2セットを連取されてしまった。
 そしてついに最終セットを迎える。両校ともスパイクを決め、一進一退の攻防が続く。しかし、11−13とあと1点取られたら相手のマッチポイントという厳しい局面では主将鈴木がブロック、スパイクを連続して決め同点に追いつく。その後はサイドアウトが続きデュースに。どちらも譲らない。そしてとうとうその時がやって来る。15−15で大商大が速攻を仕掛けてくる。しかし、そこには谷口が1枚付いていた。どんぴしゃりでシャットアウト。最後に流れは法大に傾いた。タイムアウト後の大商大の攻撃をワンタッチでつなぎ、最後は角田が打ち込み激闘に終わりを告げた。
 今日はいつも以上に選手たちの声が出て、気合がみなぎっていた。各選手が活躍したことで、今日はチーム全員で勝ち取った勝利だと言っていいだろう。明日はいよいよ準決勝で東海大とあたる。

コメント

吉田監督:「最後は東日本インカレでの悪夢を思い出した。だが、よくねばった。中西は良く飛んでいた。(次の東海大戦は)リーグ戦であたっているから何とか。しっかりやりたい。」※東日本インカレでは準決勝で東海大学と対戦し2セット連取後、3セットを立て続けに取られ、競り負けていた。

鈴木主将:「(スパイクが決まったのは)うれしかった。みんなも決めてくれた。(今日は)調子が良かったから皆、声がよく出ていた。」

センター 福島選手:「(ブロックは)その場その場で対応した。(大商大のコンビ攻撃は)慣れればリードブロックで間にあった。(明日は)この勢いで勝ち、優勝まで行きたい。」

レフト 角田選手:「(最後に決めた瞬間は)前に決めていなかったので、おいしいところを持っていったみたいな。(大商大に勝ったことで)自信がついた。(明日の東海戦は)1回も勝ってないので勝ちたい。」

センター 谷口選手:「(今日の試合は)緊張した。(第5セットでのブロックは)自然と体が動いた。止めたときも、止まったの?ていう感じだった。(明日は)がんばる。」


3・4回戦突破 準々決勝へ

<12月11日(木) 駒沢体育館>

3回戦


法政大学
25 1セット 16
大阪経済法科大学
25 2セット 15
25 3セット 15

4回戦


法政大学
25 1セット 16
愛知学院大学
25 2セット 23
25 3セット 18

3回戦
 3回戦の相手は関西学連2部5位(秋季リーグ)の大阪経済法科大学。試合は終始、法大余裕の展開となった。第1セットでは、今(こん)のジャンプサーブが見事に連続で決まり、早々に主導権を握る。第2、第3セットもスパイク、ブロックが次々と決まり、相手を寄せ付けなかった。
4回戦
 3回戦を終え、その後1試合の間をはさんで4回戦が行われた。東海学連1部1位(秋季リーグ)という成績を持つ愛知学院大学との対戦となった。ここまで来ると各地方学連で上位の成績を持つチームが進んでくる。会場には直前の試合で準々決勝進出を決めた大阪商業大学(以下、大商大)が見つめる。この試合で法大が勝てば対戦が決まる。そこで法政の力を見せ付けるかのように1点目は角田の力のあるスパイクが決まる。それからは福島のクイック、鈴木のスパイクが豪快に決まり、第1セットを先取。その後、第2セットも一気に取ると思われたが、徐々に相手のスパイクが決まり始め、点差が縮んで来る。だが、法大は焦ることなく冷静に試合を進めて第2セットも連取。そして第3セットも危なげなく取り、準々決勝進出を決めた。

 いよいよ次の試合は今大会1番の山場と言っていい関西の強豪・大商大との対戦である。法大は今日まで余裕のある試合が続いていたが、これからが正念場となる。法大自慢の攻撃的なバレーを出せるかが、鍵となってくるだろう。法大攻撃陣の爆発力に期待する。 

コメント

吉田監督:「去年(ベスト16)より上を行った。最低ラインは超えられた。明日は選手のコンディションを含め、チームのミスをなくすことが出来るかが大事。」

鈴木主将: 「(今日までの試合は)いつも通り。明日は力を出せればいい。チームの雰囲気は悪くない。」

中西副主将: 「(今日までの試合は)格下だったので、コンビを確認する感じだった。明日はサーブを使って(相手に)コンビを使わせないように。リードブロックでワンタッチしてレシーブする。」


決勝トーナメント3回戦進出

<12月10日(水) 東京体育館サブアリーナ>


法政大学
25 1セット 19
愛媛大学
25 2セット 11
25 3セット 20

 今大会、グループ戦後の決勝トーナメントにおいて、法大はシード権を獲得しており2回戦からの登場となった。相手は中国学連1部1位(秋季リーグ)の愛媛大。高さでは圧倒的に法大有利。序盤から優位に試合を進めていくかに思われた。ところが、第1セット序盤、ミスなどで4連続ポイントを奪われ、途中まで拮抗した戦いになってしまう。その時、明らかに法大のリズムは崩れていた。しかし、中盤からはセンター福島のクイック、ブロックが出て次第に法大のペースに持ち込む。終盤に粘られたが、1セットを先取する。
 第2セットからはリズムを取り戻し、連続ポイントを取り続けた。今(こん)の強烈なジャンプサーブ、鈴木のブロックなどで相手のバレーをさせなかった。第3セットは福島が一人で9ポイントを取る活躍などで勝負を決めた。
 今日も勝ちはしたものの、サーブミスが14個出てしまう課題もあった。これをいかに修正していくか。明日からの戦いでは修正が必要だ。まだまだ負けるわけにはいかない。


2003年全日本インカレ開幕!
法大は順当勝ち


 2003年を締めくくる全日本インカレがついにやってきた。全国の125大学が集うこの大会で、今年の大学日本一を決める。
 去年の法大の成績はベスト16。何としてもその成績を上回り、上位争いに食い込みたい。法大はグループ戦Gグループで戦うことになり、今日は東海学連1部3位(秋季リーグ)の中京大との対戦となった。(※4チームで構成されるグループ戦(2セット先取)の勝者が12月10日からの決勝トーナメントへ進出できる。そして敗者同士で勝ったほうが決勝トーナメントへ)

<12月9日(火) 東京体育館サブアリーナ>

Gグループ 


法政大学
25 1セット 13
中京大学
25 2セット 20

 力の差は明らかだった。第2セットは20点取られたものの、ほとんど法大のミスによるもの。圧倒的な高さ、力のあるスパイクなど、相手を寄せ付けない強さを見せ付ける試合となった。鈴木、角田などの攻撃陣は何度もスパイクを相手コートに叩き付けた。秋季リーグはサーブミスが目立ったが、今日は余裕もあり、ミスも少なく効果的に入っていた。
 今後も順調に勝って行くことが予想される法大。しかし、油断は許されない。トーナメントに入ったらミスは即、勝敗に左右してしまう。今日もミスで4連続ポイントを与えてしまったが、これからの戦いではミス少なくすことが重要になる。ミスを少なくし自分たちの攻撃的なバレーが出ると法大は強い。
 まずは順当に勝った。明日からは次第に強い相手との対戦になる。これからも勝ち続けてもらいたい。


HOME記事一覧速報掲示板広告主募集定期購読スポ法とは ▲ページトップへ