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福留巨人断る、高評価メジャーに一本化
- ナゴヤ球場で練習を行った福留(撮影・村野 森)
中日からFA宣言している福留孝介外野手(30)の米大リーグ移籍が8日、決定的となった。関係者によれば、予想以上の好評価にメジャーへ気持ちが傾いていた福留は、この日までに移籍先を海外に一本化したという。この日、ナゴヤ球場で練習を行った福留は移籍先球団を絞り込んだことを明かした。カブスを筆頭にパドレス、ホワイトソックスなどが候補に入っていると見られ、国内での移籍先候補だった巨人に断りを入れた後、12月中にも決断を下す。
福留が海を渡ることが決定的となった。この日、ナゴヤ球場で練習を行った福留は、移籍先をメジャーに絞ったのかという質問に対して「いろいろな報道があるし、それが正しいとか、間違いとかも言えない」と言葉を濁した。
だが、関係者によれば11月29日に代理人ジョー・アーボン氏からメジャーのオファーについて報告を受けた福留は、渡米へ気持ちが傾いた。そしてこの日までに移籍先をメジャーに一本化したという。国内では阪神が早々と撤退宣言する中で、11月14日の交渉解禁日に電撃交渉した巨人が最後まで選択肢に入っていたが今後は巨人に断りの連絡を入れ、正式にメジャー移籍を目指すことになる。
7日には米国で行われていたウインターミーティングを踏まえ、代理人から最終的な報告を受けたという。この日は「何球団か? それは言えません。最終形に近いものがある。あとはもう少しゆっくり考えて、しっかりと結論を出したい」と具体的な内容は明かさなかったが、最初の報告で10球団と見られていたメジャー球団の中から絞り込んだもようだ。
ウインターミーティングを終えた現状での筆頭候補は最初から福留獲得に最大限の熱意を見せていたカブス。主力外野手を放出し、ピネラ監督も福留を「イチローと松井を合わせたような選手だ」と絶賛している。米国の報道では獲得資金に5年総額6000万ドル(66億円)を用意しているとも報じられた。また西海岸のパドレス、カブスと同じシカゴを本拠地とするホワイトソックスのほか、レッドソックス、ロイヤルズなども候補に入っているとみられる。
「自分1人の問題じゃない。家族もいるし、周りの環境とか、どれだけ必要とされているかとか、そういうものかな」。福留は移籍先決定の条件をこう語った。有力とみられるカブスが本拠地とするシカゴは日本人コミュニティーもあり、環境面での障害はなさそうだ。
「(決断は)そう遠くはないでしょう。近くまで来ている」。今オフFA市場の中心人物は、決断の時が遠くないことを自ら明かした。家族とじっくり相談してから、12月中にも来季プレーする新天地を決める見込みだ。
[2007年12月9日9時8分 紙面から]
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