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レイズ岩村が「昇り竜作戦」敢行
- 小さい練習用グラブで練習を行う岩村(撮影・加藤仁)
メジャー2年目を迎えるレイズ岩村明憲内野手(28)が、「昇り竜作戦」を敢行する。14日、沖縄・浦添市内で自主トレを開始した。練習開始時の服装は黒いTシャツで、背中には真上に向かっていく竜の絵が金色で描かれていた。ちょっと危ないムードが漂うが、岩村は「横ばいじゃあかん。昨年より上っていく」と、決意を込めた絵柄であることを明かした。
昇り竜となるべく、具体案も講じている。この日のノックでは2種類のグラブを使い分けた。試合用と、一回り小さい練習用。コンバート確実な二塁守備に対応すべく、メーカーに依頼して作成した。「今季は守備力の向上が重要になる。三塁はグラブさばきで対応できるところがあったが、二塁は、よりグラブの芯(しん)で捕球しなければ併殺も取れない」。また慣れない位置での守備に「行き詰まった時の気分転換にもなる」。どこまでも前向きにコンバートを受け入れ、飛躍を期している。
できればチームも上っていきたい。レイズは球団創設以来、下位に低迷するだけに「目標は優勝と言えないが…」と前置きしつつ「プレーでチームを引っ張りヤンキースやレッドソックスに立ち向かいたい」。1番二塁の岩村の役割は、大きく重い。フロリダの竜となり、エイ(レイズ)を天へと導かなければならない。【飯島智則】
[2008年1月15日9時13分 紙面から]
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