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福留と藪29日オープン戦で直接対決

フリーバッティングを行ったカブスの福留（撮影・加藤哉）
フリーバッティングを行ったカブスの福留（撮影・加藤哉）

　【スコッツデール（米アリゾナ州）２３日（日本時間２４日）＝鉄矢多美子】メジャー１年目のカブス福留孝介外野手（３０）と２年ぶりのメジャー復帰を目指すジャイアンツ藪恵壹投手（３９）が、２９日（同３月１日）に直接対決することが濃厚となった。

　ジ軍ボウチー監督がオープン戦の登板予定を明かしたもので、藪はカ軍戦の２番手で登板。「低めに制球されているし、仕上がりも早く、準備はできているようなので実戦の投球に期待したい」。同じリーグの強豪相手に、第１次テストを兼ねて起用。招待選手の立場とはいえ、救援の陣容が固まっていないチーム事情もあり期待度は高い。

　初登板となる藪自身も、鳴り物入りで入団したカ軍福留であれば、相手にとって不足はない。「対戦は楽しみ。日本とメジャーでは球の動きが違うのも見せたいし、対戦すれば彼がどれだけやっていけるか分かると思う」。日本での対戦では、福留の足首に死球を当てて骨折させて謝罪したこともあるが、生き残りをかけた対決だけに、ひるむつもりもない。

　高額契約でメジャー入りした福留と、招待選手の対決。いずれも結果を求められる立場だけに真剣勝負が見られそうだ。

［2008年2月25日9時29分　紙面から］

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