ポスティングシステムでの米球界復帰が不調に終わったヤクルトのトニー・バーネット投手(32)が8日、自由契約選手として公示された。

 本人側の意向を受け、球団が保留選手名簿から外した。

 奥村編成部国際担当次長によると大リーグの複数球団から身分照会もあり「代理人はメジャー契約に強い自信を持っていた」と米移籍は確実で退団するとの見通しを示した。

 奥村次長はポスティングの交渉期限だった7日から一夜明けて本人側から文書が届いたことを明らかにし「(契約が)フリーの状態で挑戦したいとのことだった」と説明した。

 バーネットは今季限りでヤクルトとの契約が満了したが、6年間在籍した球団に譲渡金を残す目的で、当初はポスティング制度での米球界復帰を目指していた。