拳銃の実弾1発をバッグに所持していたとして、21日に銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されたロッテのヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が23日夜、釈放された。逮捕後は沖縄県警・豊見城署で取り調べを受け、この日午後に那覇地方検察庁に送検。証拠隠滅、逃亡の恐れなどがなく拘置の必要がないと判断され、即日釈放された。捜査は今後も行われる。

 同内野手は釈放後、午後7時半過ぎに豊見城署前で取材に応じた。球団関係者と並んで深々と頭を下げ、「ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。こういうことが起こるとは、想定していなかった。起こってしまったことは事実として認め、野球で恩返ししていきたい。野球で頑張っていきたい。今日は本当に申し訳ありませんでした」と、神妙な様子で話した。謝罪後に那覇空港に向かい、最終便の航空機で帰京した。

 豊見城署によると、同内野手は「ドミニカでは実弾所持は合法で、本国の自宅にあった実弾がバッグに入っていたのに気付かなかった」と供述していた。在東京ドミニカ共和国総領事館によると、同国内では国の許可があれば銃や実弾を所持できる。