西武菊池雄星投手(25)が、復帰マウンドを白星で飾った。

 右脇腹痛で離脱し、6月14日広島戦以来の先発。初回に1点を失ったが、2回以降は立て直し、6回を4安打2失点にまとめた。打線の大量援護もあり、「立ち上がりは感覚を取り戻すのが難しかったですが、(打線が)早い段階で逆転してくれ、また追加点もあったので、2回以降はのびのびと投げられました」と感謝した。

 最速は155キロをマークし、6月7日巨人戦以来の7勝目。故障明けも考慮され、6回86球でマウンドを降りたが「離脱する前と変わらないボールがいっていたので、次も自信を持って投げられると思う。次回は、もう少し長いイニングを投げられるよう頑張ります」と力強かった。

 チームは連敗を4で止め、1日で最下位を脱出。田辺徳雄監督(50)は、「2回以降は彼らしい投球をしてくれた。こういう投球でチームに勢いをつけてほしい」と話した。