楽天松井裕樹投手(20)が2年連続で20セーブを挙げた。

 「20セーブという数字に喜びはないが、野手や先輩ピッチャーのおかげで達成できた数字という意味では、感謝の気持ちを忘れないようにしたい」と、チームメートへの思いを語った。

 粘りに粘って手にしたセーブだった。7-4の9回、満を持してマウンドに上がったが、1死満塁から森に適時打を許し2点差に。長打を浴びれば逆転のピンチで山川、浅村を連続で三振に打ち取り、窮地を脱した。「こういう展開になってしまったけど、則本さんはお世話になっている先輩だし、10勝してもらえてよかった」と、自身の記録よりもエースの結果を喜んだ。