阪神は23日、甲子園球場で練習した。守備練習やフリー打撃などで汗を流し、真弓明信監督(57)が「大事な3連戦」と位置付ける巨人戦に備えた。

 リーグ戦再開後の鍵を握る中継ぎ陣は、交流戦終了後の4日間で順調に調整してきた。チーム最多の21試合に登板し、救援陣を支えてきた新人左腕、榎田大樹投手(24)は交流戦の終盤にやや疲れも見えたが「フォームが崩れている時は上半身で投げて引っ掛けていた。下半身主導で投げられるように」と言い、甲子園のスタンドの階段を走るなどして修正を図った。

 またシーズン序盤は調子の上がらなかった小林宏投手(33)も、ようやく本領を発揮し始めた。自信を取り戻した右腕は「いい練習ができた。いい形で交流戦を終われたので、維持してリーグ戦に入りたい」と話した。