広島の監督として日本シリーズを3度制した東京国際大の古葉竹識監督が6日、マツダスタジアムを訪れ、原爆の日としては53年ぶりに広島市内で行われたプロ野球の公式戦、広島-巨人を観戦した。

 広島の選手として1958年の試合に出場した古葉監督は「当時も巨人と試合をしたのを覚えている。(以後、試合がなかったのは)きょうくらいはやめよう、というのがあったのかもしれない」と振り返った。広島の監督時代の思い出としては「初優勝でパレードをした時に、みなさんが泣きながら(原爆で亡くなった人の)遺影を掲げていたのを見ました」と神妙に話した。