野球評論家の広岡達朗氏(79)が15日、ナゴヤ球場に隣接する合宿所を訪れ、中日のコーチ陣に指導者講習会を開いた。親交のある高木守道監督(70)の要請で、1、2軍の全首脳陣が集結。理論編、実技編の2部にわたり約2時間、権藤博投手コーチ(73)らが真剣に耳を傾けた。講習を終えた広岡氏は「コーチは遠慮せず教えないといけない。でも投げ方一つにしてもコーチが正しい投げ方を分かっていないと教えられない。指導者が真剣なら選手は自然と育ってきますよ」とコメント。高木監督は「新しいコーチも多い中で実際に手本も見せてもらい、非常に参考になったと思う。責任の持てるコーチにならないといけない」と手応えを感じていた。