<楽天8-7西武>◇10日◇Kスタ宮城

 西武星秀和外野手(25)が、急造捕手を務めた。8回、星孝典捕手(30)が暴力行為で退場。捕手の炭谷、上本、昨季まで捕手だった米野はベンチに退いた後で、1年目まで捕手だった外野手登録の星秀が抜てきされ、借りたミットと防具で涌井とバッテリーを組んだ。「緊張しました。何とか捕ろうと」と必死にミットを構え、涌井のボールを受けた。高須を一飛に仕留めるとしたたる汗をぬぐった。

 群馬・前橋工高から2005年に捕手として入団した。しかし、すぐに登録は内野手となり、捕手での出場経験はなかった。「思い切りテンパった。まさかこんな形で(捕手)デビューするとは」という緊張の中で高須を打ち取り、安堵(あんど)の表情だった。