20日に行われたオールスター第1戦(京セラドーム大阪)の試合前、1月に野球殿堂入りした北別府学氏(55)と、32歳の若さで亡くなった故津田恒実氏の表彰式が行われた。

 この日は津田氏の19回目の命日で、現役時代、先発投手として抑えの津田氏によく助けてもらったという北別府氏は「彼が亡くなったときも球宴のとき。津田恒実を忘れないでというメッセージなのかも。こうして一緒にもらえてうれしい」と話した。

 津田氏に代わり記念のレリーフを受け取った晃代夫人は、現役時代に津田氏が球宴に出場した際、観戦に行くことを希望したが、子供が小さかったため「人混みは危ないから、また今度」と言われ断念したことを明かした。「その後もかなわないままでしたが、19年たって主人が約束を果たしてくれました。多くの方に祝ってもらい、野球選手として、とても幸せだったんだなと感じました」と関係者やファンに感謝していた。