<阪神7-2ヤクルト>◇31日◇甲子園

 阪神鶴直人投手(25)が好リリーフで今季初勝利を挙げた。1点差に迫った5回に登板。1死後、ミレッジをスライダーであっさり三邪飛に抑えると、田中にはシュートで詰まらせ、遊ゴロに片づけた。3者凡退でリズムよく攻撃に移り、逆転劇を呼んだ。

 試合終了直後は誰が勝利投手か分からず、同じくリリーフで好投した加藤と笑いあったが、ウイニングボールをしっかりゲット。「(勝利投手は)加藤さんという話もありましたからね。(5回からの登板に)気持ちの準備はしていました。展開も展開。与えられた仕事をしっかりやるだけ」。10年7月3日の巨人戦(東京ドーム)以来、2年ぶりの白星も転がり込んできた。