<中日2-1広島>◇9日◇ナゴヤドーム

 広島野村祐輔投手(23)が、5回2失点で後半戦勝ち星なしの3連敗、今季6敗目を喫した。

 1回に2死満塁のピンチを背負うなど自慢の制球力に苦しみながらも無失点で切り抜けてきたが、5回につかまった。2死一、二塁から連続タイムリーヒットを浴びて2点を失った。なお一、二塁で、今度はプロ初のボークを取られた。

 それでも追加点は許さなかったが、味方打線が1点に抑えられ負け投手に。野村は「1点で抑えられれば良かったですが、もう1点あげてしまったのが」と無念の表情。野村謙二郎監督(45)も「(中日相手に)打線が点を取れないことが頭にインプットされつつあるのか…(5回2失点は)試合はつくっているし、合格点なんだが」と勝ち星からと遠ざかるルーキーを心配していた。中日戦は4勝11敗2分となり、同カードは9年連続勝ち越しなしとなった。