脳内出血のため、63歳で急逝した中日投手コーチの稲葉光雄氏の葬儀・告別式が15日、名古屋市内の斎場で営まれ約400人が参列した。

 中日からは高木守道監督(71)のほかに、1、2軍の首脳陣、選手らがユニホームに喪章をつけて参列。鈴木孝政2軍監督(58)が「やり残したこと。言い忘れたこと。少しはあると思いますが、もう十分だと思います」と声を詰まらせ弔辞を読んだ。

 参列した山本昌投手(47)は「熱心に指導される方。僕もよくケアしてもらった。技術論、精神的にも…。自然と涙が出てきた。大事な方を失って寂しい」と話した。