中日はナゴヤドームで約2時間半練習した。投内連係を行った以外は、フリー打撃、ノックと通常通りの内容だった。高木守道監督(71)は「シーズン2位のメンツにかけて何としても勝ちたい」と闘志を燃やし、「ヤクルトの打者はしぶとい。両外国人にはホームランも打たれている」とバレンティン、ミレッジの長打力を警戒していた。

 投手陣はキャッチボール、ダッシュで調整した。第1戦の先発はベテラン川上憲伸投手(37)が有力視される。過去のCS通算4試合で負けなしの3勝と、ここ一番で勝負強い右腕は「シーズン中はあまり貢献できていない。こういうところで存在感を見せたい」と気合十分だった。