広島井生崇光外野手(31)が5日、今季限りでの引退を申し入れ、了承された。「選手としての自分に見切りを付けた。ここまで育ててくれた球団に感謝です」と語った。内外野守れるユーティリティープレーヤーとして重宝され、06年には捕手としても出場するなど、投手、遊撃手以外の7ポジションでプレー。昨年7月15日中日戦(ナゴヤドーム)ではリーグ史上“最遅”となる、13年目でプロ初本塁打を放った。だが、今季は1軍出場はなかった。今後はスコアラーに転身する予定で、「野球が好きなことに変わりはない。チームの力になれれば」と意気込みを口にした。