プロ野球のフリーエージェント(FA)宣言選手が14日、コミッショナーから公示され、米大リーグ移籍を目指す阪神の藤川球児投手(32)、西武の中島裕之内野手(30)、日本ハムの田中賢介内野手(31)ら6人が名を連ねた。15日から所属球団も含めた全球団との交渉が可能となる。

 海外FA権を行使したのは藤川、中島、田中とオリックスの日高剛捕手の計4選手。日高は国内移籍を視野に入れており、阪神が獲得に乗り出すとみられる。国内FA権を行使したのはオリックスの寺原隼人投手と阪神の平野恵一内野手で、寺原には古巣のソフトバンクが15日に獲得交渉を行うと発表した。

 今季の有資格者は85人で、海外FAの阪神の鳥谷敬内野手、国内FAの日本ハムの武田久投手や巨人の内海哲也投手らは、権利行使せずに残留することが決まっている。