<オープン戦:阪神4-3ロッテ>◇7日◇甲子園

 先発ローテーション入りへ「最終試験」と位置付けていたロッテ木村優太投手(27)が、4回7安打3失点でマウンドを降りた。初回先頭打者の阪神西岡から連打され、3安打2失点。続く2回も先頭打者を生還させた。

 ここまで対外試合3試合に先発し、いずれも立ち上がりに苦戦した。特に“ロッテOB”の西岡に対しては、2月21日の練習試合から4打数4安打と一度も打ち取れなかった。「3試合やっても修正できないというのは、実力不足。打たれた球も全部甘かった」と力不足を痛感。緩急のない単調な投球に、伊東勤監督(50)も「(ローテ入りが)苦しいのは事実。ひょっとしたらもう1回チャンスがあるかもしれないけど、首の皮1枚ないくらい」と手厳しかった。