<巨人3-2オリックス>◇25日◇東京ドーム

 オリックス坂口智隆外野手(28)がマルチ安打で悪夢を払拭(ふっしょく)した。1回1死から中前打を放ち、糸井の適時打で先制のホームを踏むと、3回にも左前打から、李大浩の右翼線適時二塁打で2点目のホームを踏んだ。

 「しっかり2本打ててよかった」

 1年前の5月17日。東京ドームでの巨人戦だった。坂口はセンターへの浅い飛球に飛びつき、動けなくなった。診断結果は右肩の脱臼。それ以降シーズンの大半を棒に振った。苦い記憶は常に頭にある。日頃から「あの出来事が頭から離れることはない」と口にする。それでも、全力プレーをやめることはなかった。選手会長は悪夢を完全に払拭(ふっしょく)した。